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建物には、軒天とい呼ばれる場所があります。

 

軒天は、建物のどの部分を指すのでしょうか？

 

また軒天には、どのような役割があるのでしょうか？

 

この記事では、軒天の役割やメンテナンス方法などについて詳しく紹介しますので、最後まで記事をチェックしてください！

 

 

軒天とは？

まずは軒天（のきてん）とは、建物のどの部分を指すのかについて解説します。

 

軒天というのは、簡単に言うと屋根の裏側のことです。

 

もう少し詳しく説明すると、屋根を下から見上げたときに見える外側に付きだしている屋根の裏です。

 

軒天は、軒天井（のきてんじょう）や軒裏天井（のきうらてんじょう）などと呼ばれることもあります。

 

軒天は、見上げれば必ず確認できる場所にあるので、汚れや劣化などは発見しやすいです。

 

軒天の役割は？

 

続いては、軒天の役割について見ていきましょう。軒天にはさまざまな役割があります。軒天の役割について、以下にまとめました。

 

1）雨水や紫外線による劣化を防ぐ

 

軒天の大きな役割の1つが、雨水や紫外線による建物の劣化を防ぐことです。

 

建物の外に屋根とともに軒天が突き出していることで、建物が雨水や太陽の光に直接晒されることが避けられます。

 

また、軒天がなければ、雨が降った際に起こる雨だれも、直接建物を伝って地面に落ちることになります。

 

建物の劣化を防ぐには、なるべく雨などの水が直接触れないようにすることが大切です。

 

また、紫外線も建物の劣化を招く原因となるので、太陽の光を遮ることも劣化防止に有効です。

 

軒天があれば、毎日自然と建物を守ってくれていることになるのです。

 

2）万が一の火災時の建物の延焼を防ぐ

 

軒天には、万が一の火災の際、建物の延焼を防ぐ働きもあります。

 

軒天には不燃材が用いられていることが多く、火災の際には火が天井裏から屋根に延焼してしまうことを防ぎます。

 

軒天がなければ、あっという間に建物全体が焼け落ちてしまうこともあります。

 

3）屋根裏の換気

 

軒天には、屋根裏の換気をする役割もあります。

 

軒天には換気口が設置されたり、穴の開いた素材が使われることがあります。

 

これらは、屋根裏を換気する目的で設置されています。

 

屋根裏に湿気がたまると結露などの原因となり、雨漏りなどに繋がってしまう可能性があります。

 

軒天によって屋根裏を換気するというのは、かなり重要な役割です。

 

4）建物全体の美観アップ

 

軒天は、見上げれば見える位置にあるパーツなので、建物全体の美観にも大きな影響を与えます。

 

また軒天がなければ、屋根の裏がむき出しの状態となり、美観も損なわれてしまいます。

 

軒天があることで、建物全体の美観がアップし、同時に建物を劣化を防ぐなどのさまざまな役割を果たしてくれるのです。

 

軒天と霧除けは同じ？

 

軒天と混同されるパーツに霧除けがあります。

 

霧除けというのは、文字通り、建物の雨風を防ぐ役割を持ったパーツのことで、玄関や窓に取り付けられた小さな屋根のことです。

 

霧除けは「庇（ひさし）」と呼ばれることもあります。

 

霧除けの役割も、軒天とよく似ています。

 

建物の壁から張り出して設置されているために、建物が直接雨風に晒されるのを防いでくれます。

 

また、窓に設置された霧除けがあれば、大雨の日などに窓を開けても雨が入りにくいというメリットもあります。

 

夏などの日差しの強い日には、窓の霧除けが直射日光を防ぐので、室内の気温が上がるのを抑制する働きもあります。

 

玄関に設置された霧除けがあれば、雨が降っている日に出かける際も、霧除けの下で傘を開いてから濡れずに外に出るということができます。

 

軒天は、建物全体を守る役割がありますが、霧除けは、各部位で雨風を防ぐという役割があり、どちらも建物にとって大切な役割を担っています。

 

霧除けの役割やメンテナンスについて紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。

 

軒天のメンテナンス方法は？

 

軒天はどのようにメンテナンスをすれば良いのでしょうか？軒天のメンテナンス方法をご紹介します。

 

1）塗装

軒天のメンテナンス方法としてもっとも多いのは、塗装をすることです。

 

塗装はリーズナブルな価格でできるメンテナンスとして人気です。

 

軒天を塗装することによって、軒天の素材自体の劣化を防ぎ、長持ちさせることができます。

 

また、軒天は人目に付きやすい場所でもあるので、建物全体の美観をアップさせるという効果もあります。

 

弊社の軒天の塗装作業の様子は、こちらからご確認いただけます。

 

2）カバー工法による補修

 

軒天のメンテナンスは塗装の他に、カバー工法によって補修するというやり方もあります。

 

カバー工法というのは、現在ある下地の上から新たな素材を貼り付ける工法のことです。

 

元の素材を撤去する手間や費用がかからないので、軒天を張り替えるよりもカバー工法のほうが費用はお得です。

 

カバー工法について詳しく紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。

 

弊社では、屋根や外壁のカバー工法も行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください！

 

 

軒天は建物を守る大切なパーツで、定期的なメンテナンスが必要！

 

建物の軒天について紹介してきました。

 

軒天というのは、建物の屋根の裏のことです。

 

軒天には、建物を雨風から守ったり、万が一の火災の際には延焼を防ぐなどの役割があります。

 

軒天も年月と共に劣化しますので、定期的な塗装やカバー工法での補修などのメンテナンスが必要です。

 

弊社では、軒天の塗装も承っておりますので、お気軽にご相談ください！

 

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