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雨漏りはちょっとくらいなら放っておいても大丈夫と思われてしまいがちです。

雨漏りそのものによる被害は小さくても、本当に怖いのは雨漏りによる二次被害。

二次被害によってお住まいそのものがダメになってしまうこともあるので、雨漏りは早期の対処が大切です。

ここでは、雨漏りを放置すると危険な理由や雨漏りのサインについて解説します。

 

「雨漏りは1日放置するだけで家の価値が下がる」と言われるほど、家のトラブルの中でも特に重大性が高いです。

雨漏りそのものは大したものに見えませんが、雨漏りによる弊害が大きく、気付いた頃には家の価値が大幅に下がり、家を売ろうとしたときに思ったよりも値がつかないこともあります。

ここでは、雨漏りを放置すると危険な理由について解説します。

 

雨漏りを放置すると、家の中に湿気が溜まり、カビが発生してしまいます。

カビそのものは目には見えにくいので気付きにくいですが、壁紙や天井の裏が黒くなったり、嫌な臭いを発したりします。

特に木材の腐食は建物の価値を大きく下げる要素なので、早いうちに対処する必要があるでしょう。

 

また、カビは健康にも被害を及ぼします。

カビによって引き起こされる病気には、気管支喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのリスクがあります。

これらの病気を持っている人は、カビによって家にいると呼吸がしづらくなる、鼻が詰まる、咳などの症状が出る可能性があります。

毎日この症状が出る生活が続けばストレスも溜まりますし、精神面にも影響を及ぼしてしまうでしょう。

 

湿気がひどい環境だと、建物を構成する木材が劣化・腐食してしまいます。

特に基礎部分が劣化すると、耐震性能が落ちたり、家が傾いたりして価値が数百万円単位で落ちることもあります。

目に見える部分が劣化・腐食した場合、見た目も悪いですし、徐々に腐食が進んでいく状態を放置していると見ているだけでも不安になるので、気持ち的にも早く修理するのが良いでしょう。

 

家の害虫・害獣関連のトラブルで多いのがシロアリによる侵食です。

シロアリは湿気の多い木材をエサとして好む傾向があり、雨漏りで湿った木材はシロアリが集まる絶好の場所と言えるでしょう。

しかも木材をエサとすることから、シロアリが家に侵入すると木材が食べられて劣化のスピードがさらに速くなってしまいます。

木材だけで済めば良いですが、電線や断熱材まで食べられてしまうことも。

しかも、シロアリは一度防蟻処理をしても5年しか持たないと言われていますし、一度シロアリが侵入すると数十万円の駆除費用がかかります。

 

シロアリ以外にも、湿気が多い環境だとゴキブリやネズミなどの害虫・害獣も家に集まってきます。

ゴキブリは見るだけでも嫌な害虫ですよね。

ゴキブリ自体が危害を及ぼすことはありませんが、ゴキブリは菌を運び、家の中に細菌やアレルギーの原因となる物質を広げます。

ネズミも同様な上、家にあるものをかじって劣化させることから、害虫・害獣対策としても雨漏りは早期の対処が大切です。

 

天井など気づきにくい場所の雨漏りも油断できません。

できるだけ早く雨漏りに気づいて対処することで家の劣化を防ぎ、雨漏りだけでなくカビやダニ、害虫から家を守ることができます。

それでは雨漏りのサインを確認していきましょう。

 

雨漏りを長期間放置していると湿気によってカビが発生しやすくなります。

しかし、気づきにくい場所が雨漏りを起こしている場合、ぱっと見ただけではわかりません。

 

そこで雨漏りに気づくヒントとしては、カビの臭いが挙げられるでしょう。

特に雨の日でもないのに部屋がジメッとしていたり、湿気臭い感じがする場合、カビが発生して臭いが発生している可能性があります。

この場合は雨が降っているタイミングで壁などを触ってみて濡れていないかも確認してみてください。

 

雨漏りによる湿気で木材が曲がることがあります。

それにより、家の壁や床などのパーツが曲がる、波打っているような違和感が出ることがあります。

 

特に異変に気付きやすいのが床です。

フローリングの場合、ビー玉を転がしてみると通常なら全くビー玉は動きませんが、床が曲がっている場合ビー玉が転がってしまいます。

フローリングなどに湿気によるシミが見られるようになると、このような木材の歪みは顕著になるでしょう。

 

シミが見える、木材が歪むレベルだと木材そのものを交換する必要があります。

修理費用も高額になりやすいので、気付いたら早めに業者に連絡することをおすすめします。

 

雨の日にサッシ周りが濡れていると、それは結露ではなく雨漏りである可能性があります。

普段から観察していないと気づきにくいですが、晴れの日は何も問題ないのに雨の日だけ濡れているようなら雨漏りを疑いましょう。

 

障子やふすまの建て付けが悪い場合、湿気によって障子・ふすまの枠や敷居に使われている木材が変形している可能性があります。

普段障子やふすまを開けるときに引っかかる感じがする、それが日に日に酷くなっていると感じる場合、湿気が原因の可能性が高いので、部屋の中に雨漏りをしている部分が無いかチェックしましょう。

 

家の雨漏りは早くに気付けずに放置してしまうと、家そのものが劣化し、気付いた頃には修理不能になったり、売ろうとしたときに大幅に価値が下がったりします。

そのため、雨漏りは早く対処することが大切です。

「雨漏りかな？」と思ったら、ぜひ四葉建装にご相談ください。

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