軒天は長さが重要?軒天メリットやデメリットを紹介!
投稿日:2024年6月8日
近年、軒の無い住宅や軒の長さがどんどん短くなっている住宅が増えてきています。
一戸建て建てる際やリフォームをする際に、業者といろいろ打ち合わせをしながら決めていくと思います。
その際に、「軒」は見逃されがちになる1つです。
本記事では、軒の重要さや設けるメリットやデメリットについて紹介します。
軒とは
軒とは、一戸建ての外壁や窓よりも外壁にとび出ている部分のことです。
軒には雨や雪・日差しから家を守る重要な役割があります。
雨風や日差しなど外部からの刺激から外壁を守ってくれることで、耐久性を高めてくれます。
また、軒の先端部分を「軒先」と言い、軒の下にある空間を「軒下」と言います。
「軒天」は軒の裏側部分を言い、「軒裏」とも呼ばれています。
他にも、庇は玄関や窓の上部外壁に設置した突き出た部分のことです。
軒と庇の違いは、軒は屋根の一部なのに対し、庇は屋根とのつながりがありません。
軒の長さ
軒の長さは「軒の出」とも言います。
長さについては特に決まりがないので、お好み次第で自由に設定することができます。
住宅により様々ですが、90㎝が標準です。
軒の長さによって影響が出てくるのは、太陽の高度が高い夏場です。
軒の長さが90㎝程度あると、夏場の日中の強い陽射しが軒によって遮られるため直接室内に当たることがありません。
そのため、室内は夏場でも涼しく快適です。
また、60㎝程度の軒の長さでも軒に遮られるため、直接窓ガラスに太陽の日差しがあたりません。
しかし、軒の長さが短いため床面には日差しが入り込んでしまいます。
一方、軒のない住宅や軒の長さが30㎝未満と短い場合は、夏場日光の陽射しが床面や窓ガラスに当たってしまいがちです。
そのため、室内が暑くなってしまいます。
軒天があるメリット
軒先があるメリットを4つ紹介します。
・季節の影響を和らげてくれる
・雨よけ
・外壁の保護
・外部からの視線を遮ってくれる
季節の影響を和らげてくれる
日本には夏は暑く冬は寒い地域が多いです。
軒の出を設けることで、室内において夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせるメリットがあります。
軒を長く出すことで、真夏でも直射日光の日差しが室内に入らないようにしてくれています。
また、寒い冬の時期には冷気が直接あたりにくいため、冷気の侵入を防いだりガラスが凍りにくいです。
雨よけ
軒があることで、雨水の侵入を防いでくれます。
例えば、近年突然一時的に大量の雨が降るといった、ゲリラ豪雨が増えています。
そのような場合でも、軒があることで窓を開けたままにしてしまった部屋に、雨が侵入することを防いでくれるのです。
また、軒が長いことで雨との距離が遠くなるため、雨音が小さくなり静かな室内で過ごせます。
他にも、軒天によっては換気口が開いているケースもあります。
屋根裏部屋に溜まった湿気を排出してくれるため、劣化進行を遅めてくれるメリットもあるのです。
外壁の保護
外壁は建物の中でも劣化が激しい部分の1つで、日頃から雨風や太陽の紫外線にさらされています。
軒があることで外壁を保護してくれるため、寿命を伸ばすことができます。
外部からの視線を遮ってくれる
軒を出すことで、外部からの視線を遮る効果が期待できます。
平屋の場合、隣の2階建の住宅から見下されがちです。
軒が出ることで2階建の隣の家からの視線が入りにくく、プライバシーを保護できるメリットがあります。
軒天があることによるデメリット
軒天があることによるデメリットを4つ紹介します。
・外壁のバランスを崩しやすい
・建築面積に悪影響が出る可能性もある
・風の影響を受けやすい
・建築費用のコストがかかる
外壁のバランスを崩しやすい
軒が長いことで屋根の突き出た部分が多くなり、住宅のバランスを考えると屋根が大きすぎる印象を与えます。
反対に、軒がない建物の場合には箱型の現代的な印象があります。
適度な軒の長さの方が見栄えが良いでしょう。
軒はメリットが多いですが、昔の古い家の印象を与えがちです。
建築面積に悪影響が出る可能性もある
軒の長さが1mを超えると建築面積に含まれてしまうため、室内の面積を減らさねばならなくなる可能性があります。
もともと建築面積が狭いケースでは、軒をつけられない状況もあります。
風の影響を受けやすい
軒が長いと風の影響を受けやすいです。
強風時に軒に風がよくあたる頻度が多くなるため、屋根があおられやすくなってしまいます。
屋根があおられると、最悪の場合、屋根が剥がれ飛ばされることもあります。
建築費用のコストがかかる
軒を長くすることで、木材の使用が増えます。
そのため、建築費用のコストが高くなってしまうことが考えられます。
できるだけコストを抑えたい場合には、軒を必要最低限の長さにすることをおすすめします。
軒天がつけられない場合の対策
建築面積が少ないなどの理由で、軒がつけれないケースの対策を紹介します。
・窓やドアに庇を設ける
・外壁に防水対策を施す
・雨樋の掃除をする
庇の役割は、軒と同じように外壁から守ってくれることです。
日光を通さない「遮光タイプ」のものや、日光を通す「彩光タイプ」など様々な種類があります。
庇を選ぶ際は、目的や希望に合わせて選択するようにしましょう。
外壁に防水機能を備えたり、防水性能のあるタイルを使用するなども有効的な対策です。
また、雨樋には屋根に降った雨水を集め地面や地下に流してくれる役割があります。
落ち葉や砂埃が詰まってしまうと、雨が外壁や屋根などに流れ出てしまいます。
大雨の後など、雨水を流れやすくするためにもメンテナンスが必要です。
まとめ
軒は一戸建てを立てる際に見逃されがちですが、雨風や日差しから家の外壁を守る重要な役割があります。
軒の長さは90㎝がおすすめです。
夏場の日差しが室内に入り込むのを防いでくれたり、雨よけの役割も果たします。
ただ、建築面積によっては軒をつけることで悪影響も出てしまいます。
そのような場合には、庇をつけるなどの対策を検討してください。
*K*
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