外壁塗装の足場の種類とは?重要性と注意点についても解説
投稿日:2025年4月26日
外壁塗装では家の外壁全体を塗装します。
当然高所での作業が伴うので、作業をするのに足場が必要です。
よく街中で住宅に足場が組まれ、シートでおおわれているのを目にするのではないでしょうか。
一見すると足場はどれも同じに見えますが、実は足場の組み方にはいくつか種類があります。
そこでこの記事では外壁塗装の足場種類の解説を中心に、設置の必要性や注意点なども紹介します。
外壁塗装の足場とは
足場は、高所での作業を実施するのに組み立てる作業スペース・移動手段を指します。
作業員は組んだ足場を移動して、外壁塗装の工事を実施します。
作業員の安全性の確保と設置のしやすさなどを考慮した上で、外壁塗装の足場が設置されます。
外壁塗装の足場の種類
外壁塗装の足場の種類は主に5つです。
くさび緊結式(ビケ)足場
外壁塗装の足場設置で、最も採用が多い足場工法です。
長短さまざまなパイプをつなぎ合わせて、ハンマーを叩いて足場を作っていきます。
ちなみに緊結式とは緊密に結合させる意味です。
また通称はビケ足場とも言いますが、これは実は商品名で「美形」から取った言葉でくさび緊結式をビケと呼ぶようになりました。
設置と撤収がハンマー1つで手軽にできて安全性は高いですが、作業中に騒音が発生するのがデメリットです。
単管足場
単管足場は構造がシンプルで、いわゆる鉄製の丸いパイプを組み合わせて足場を作っていきます。
単管なのでコストが安く、狭い場所にも組めるのがメリットです。
しかし、作業員はパイプの上に乗って作業をするので安全面は低い上、塗料の缶などを組んだ足場の床に置いて作業ができません。
単管ブラケット足場
単管の2本のパイプの間に、板状の足場を設置する工法です。
単管よりは安全性が高く足場の上に物を置いたりできますが、コストが高くなる点・設置に工期が掛かる点がデメリットです。
枠組式足場
マンションなどの大規模修繕工事などでよく見かける足場です。
枠組で組むので高く組みつけ、安全性も高いのがメリットになります。
デメリットは枠組みが大きく保管スペースを取ること、コストが高いことです。
移動式足場
移動式足場は足元にキャスター(車輪)が付いていて、移動ができる足場を指します。
ローリングタワーとも呼ばれ、作業員が作業をするスペースが十分確保され仕事がしやすいのがメリットです。
移動式なので固定を必ず実施しないと転倒の危険性があり、設置にも時間とコストが他より余計に掛かるのがデメリットでしょう。
外壁塗装の足場を設置する理由
作業員の安全確保
家の外壁塗装作業は、素人が作業ができない高所での危険を伴う作業です。
万が一転落したときは、ケガや命の危険性もあります。
外壁塗装で足場を設置する一番の理由は、作業員の安全を確保するためです。
法律でも一定の高さを超えた場合は、足場を設置することが義務付けられています。
作業員に安心して仕事に専念してもらうためにも、安全な足場を設置するのが良い仕事にもつながるでしょう。
高所での作業を効率よく実施
外壁塗装作業は、足場を設置しないと作業が不可能な高所での作業がたくさんあります。
足場の設置が高額だからといって、足場なしで外壁塗装作業を実施するのは現実的ではありません。
塗りムラや塗り残しが発生してしまい、外壁や家の寿命に大きく関わります。
高所での作業を効率よく、もれなく実施するためにも足場の設置が必要です。
近隣への影響を最小限に抑制
外壁塗装作業は、塗料の飛散や人や物の往来などでの騒音発生などさまざまなリスクがあります。
隣家の敷地や車に塗料が付いたりしてしまったら大変です。
こうしたトラブル防止のためにも足場を設置し、作業員の移動や物の設置場所などを確保して近隣への影響を最小限にとどめています。
外壁塗装の足場を設置したときの注意点
外壁塗装の足場を設置すると防げるリスクもありますが、注意点が3つあります。
普段の生活ができない
外壁塗装で足場があると塗料の臭いが発生したり、塗料缶など物を置いたりするでしょう。
普段通りに洗濯物を外干しすると、塗料付着のリスクや臭いが染みついたりします。
また作業中は足場を作業員が往来するので、普段の生活の目線にどうしても入ってくるでしょう。
プライベート確保や汚れのリスク対策のためにも、窓やカーテンの開閉が制限されることは知っておきましょう。
家への侵入がしやすくなる
足場は外壁を中心に、窓の近辺から高い所まで家中に設置されます。
普段は人の手が届かない場所や人が侵入できない所に、経路が確保されるでしょう。
また、家全体が飛散防止のシートでおおわれて外からの視界が悪くなります。
家への侵入や空き巣などの危険性が高まるので、常にカギを掛けておき人の出入りに気を配るなどの対策が必要です。
騒音や破損・汚損のトラブル
外壁塗装の現場では、普段私たちが見慣れない道具や人の往来が数多くあります。
当然家で過ごしながらの作業になるので、騒音や臭いが発生することもあるでしょう。
換気や気分転換に窓やカーテンの開閉をしたくなりますが、なるべく控えましょう。
また、自転車や植木などが破損・汚損する可能性も否定できません。
作業員の動線確保のためにも事前に確認して、必要なものは他に移動しておくなどの対策を取りましょう。
外壁塗装の足場なしで施工は可能か
外壁塗装は高所での作業が発生するため、足場の設置は必要不可欠です。
しかし、一部では足場を設置できないほど、近隣と接している住宅が密集している立地もあるでしょう。
そのような場合、無足場塗装といって、高層ビルでの窓清掃で見られるようなブランコ塗装の工法もあります。
ただし、作業員の安全面が低いことや作業効率が悪いことを理由にあまり採用はされません。
また、コストカットを目的に足場の設置を検討しないのは難しいです。
作業員がスムーズに適切に作業できるように足場は設置して、外壁塗装をしてもらいましょう。
まとめ
外壁塗装の足場の種類は数多くあり、立地なども考慮して採用されます。
また、足場は安全面や作業効率を考えても必要なものです。
人件費や設置建材費など多くのコストが掛かりますが、外壁塗装には必要経費と考えましょう。
関わる人みんなが満足いく仕上がりにできるように、足場への理解を深めて準備をしましょう。
*K*
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