塗装の中塗りが必要な理由!色変えは何のためにやる?

投稿日:2023年8月20日

外壁塗装や屋根塗装では、中塗りという作業が必須となっています。

 

中塗りは、基本的に上塗りと同じ塗料を使用します。

 

中塗りが外壁塗装や屋根塗装で必須な理由とは何なのでしょうか?

 

また、中塗りの塗料の色を変えて施工する場合がありますが、色変えは何のために行うのでしょう?

 

この記事では、中塗りの必要性や色変え施工についてご紹介します!

 

中塗りとは

塗装の中塗りが必要な理由!色変えは何のためにやる?(1)

 

まずは、塗装における中塗りについて解説しましょう。

 

中塗りは、外壁塗装や屋根塗装の工程の1つです。

 

外壁塗装の工程は、下地処理を行った後にサビなどを除去するケレン作業を行い、その後、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて塗料を塗布します。

 

下塗りの塗料は、プライマーやシーラー、フィラーなどと呼ばれるもので、仕上げの塗料の色とは異なることが多いです。

 

中塗りと上塗りの塗料は基本的に同じものを使用します。

 

ただ、例外的に違うものを使用する場合がありますので、そのことについては後ほどご紹介させていただきます。

 

弊社の3度塗りへのこだわりについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

 

塗装で中塗りが必要な理由

塗装の中塗りが必要な理由!色変えは何のためにやる?(2)

 

中塗りが必要な理由について見ていきましょう。

 

中塗りが必要なのは、以下の4つの理由があるからです。

 

上塗りの塗料をしっかり密着させるため

 

中塗りが必要な理由の1つが、上塗りの塗料をしっかり密着させることです。

 

下塗りの塗料で中塗りの塗料を密着させ、中塗りの塗料で上塗りの塗料を密着させる事で、仕上がりの塗装にも厚みが出ます。

 

塗料がしっかり接着していなければ、塗装がすぐに剥がれてしまう原因にもなります。

 

中塗りの塗装を行うことで、塗料は耐用年数までしっかりと外壁や屋根を保護してくれるのです。

 

塗りムラをなくすため

 

塗装で中塗りが必要な理由には、塗りムラをなくすためということもあります。

 

下塗りと上塗りの2度塗りでは、塗りムラを完全になくすことは難しいです。

 

しっかり3度塗りを行うことで、塗りムラをなくし、美しい塗装に仕上げることができます。

 

上塗りのための凹凸のない滑らかな下地を作る

 

中塗りの役割は、凹凸のない滑らかな下地を作り、上塗りの塗料を良い状態で密着させることにあります。

 

下塗りの上に中塗りの塗料を塗布することで、凹凸やムラがなくなり、上塗りの塗料がしっかりと密着します。

 

また、塗装面に艶が出てくるのも、下塗り・中塗りと塗料を塗り重ねているからです。

 

中塗りを行わなければ、塗装の仕上がりにも大いに影響してしまいます。

 

塗料の機能を長持ちさせる

 

中塗りの役割には、塗料の機能を長持ちさせるということもあります。

 

中塗りを行わなければ、下地が荒いままとなってしまい、塗装がすぐに剥がれてしまったり、塗料の性能がきちんと発揮されないこともあります。

 

塗料には、塗布する量が指定してあり、指定通りに施工することで、性能を最大限に発揮できます。

 

たとえば、耐用年数15年という塗料でも、塗料が指定する通りに施工しなければ、15年経たずに剥がれてきたり、性能が落ちてしまいます。

 

一部の特殊な塗料を除いては、下塗り・中塗り・上塗りの3度塗りを行うように指定されているので、その工程を省くと、塗料はカタログ通りの性能を発揮できません。

 

中塗りを省略するとどうなる?

塗装の中塗りが必要な理由!色変えは何のためにやる?(3)

中塗りを省略すると、塗装はどうなってしまうのでしょうか?

 

中塗りを省略することで、以下のことが心配されます。

 

塗装が耐用年数まで持たない

 

中塗りを省略すれば、塗装が塗料が設定している耐用年数まで持たない可能性があります。

 

塗料は基本的に、中塗りを含めた3度塗りを行う指定になっているので、中塗りを省略すれば、耐用年数も短くなります。

 

せっかく良い塗料を選んでも、すぐに剥がれてしまっては意味がありません。

 

外壁塗装や屋根塗装を依頼する際には、きちんと中塗りを行ってくれるかどうかを確認しましょう。

 

弊社では、屋根や外壁はもとより、付帯部の塗装も3度塗りを徹底しておりますので、安心してご相談ください。

 

塗料の性能が発揮されない

 

中塗りを省略すれば、塗料がその性能を発揮できなくなります。

 

塗料にはそれぞれ、防水や防塵、防カビ、防藻性、耐アルカリ性、耐酸性、透湿性、防汚染性、耐候性などの性能が付加されています。

 

塗料を選ぶ際には、こうした塗料の性能も含めて選ぶことになります。

 

ただ、中塗りを省略すれば、こうした塗料の性能がきちんと発揮されなくなります。

 

塗料は指定通りに施工することでカタログに載っている性能を発揮できるので、中塗りは省略してはいけないのです。

 

塗装が美しくならない

 

中塗りを省略してしまうと、塗装が美しく仕上がりません。

 

塗装の美しさは、塗料を指定の通りに塗ることで得られるものです。

 

中塗りを省略すると、上塗りを終えても塗りムラがあったり、表面に艶が出なかったりということもあります。

 

中塗りの色分け施工って?

塗装の中塗りが必要な理由!色変えは何のためにやる?(4)

 

中塗りは、基本的に上塗りと同じ塗料を使用するので、同じ色の塗料を塗布します。

 

ただ、中塗りと上塗りが同じ色の塗料だと、中塗りを本当に行っているのかが分からないという声もあります。

 

中塗りを行っていることが視覚的にも分かるように、中塗りの塗料の色を変えて施工することを中塗りの色分け施工といいます。

 

中塗りの色分け施工は、中塗りをきちんと行っているかどうか心配なお客様のために行われます。

 

中塗りの色分け施工は、中塗りが省略されることがないということ、塗り忘れがなくなるということなど、メリットもあります。

 

ただ、塗装が劣化してきたときに、その部分だけ色が変わってしまうことがあります。

 

ですので、できれば中塗りと上塗りの塗料は同じものを塗布するのがおすすめです。

 

弊社では、中塗りの色分け塗装も承っておりますので、お気軽にお申し付けください。

 

中塗りは外壁や屋根の塗装に必須の工程で、色変え施工も可能!

 

塗装の中塗りが必要な理由!色変えは何のためにやる?(5)

 

外壁塗装や屋根塗装の中塗りについてご紹介してきました。

 

中塗りは、塗装の仕上がりを美しくするために必須の工程です。

 

また、中塗りをすることによって、塗装を長持ちさせることができます。

 

中塗りは、上塗りと同じ塗料を使用することが多いですが、色分け施工を行う業者もあります。

 

色分け施工は、中塗りを省略していないかを確かめるための方法としておすすめです。

 

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