屋根リフォームには何がある?塗装・カバー工法・葺き替えの特徴やメリット・デメリットを解説

投稿日:2025年12月25日  更新日:2025年12月30日

住宅の屋根は、雨風や紫外線から家を守る重要な部分です。
しかし、経年劣化によって機能が低下すると、雨漏りや内部の腐食といった深刻な問題が発生します。
そこで必要となるのが屋根のリフォームです。
本記事では、屋根の代表的なリフォーム方法3つについて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを詳しくご紹介します。

 

 

屋根リフォームにはどんな方法がある?

 

屋根リフォームには何がある?塗装・カバー工法・葺き替えの特徴やメリット・デメリットを解説

屋根のメンテナンスには、大きく分けて「塗装」「カバー工法」「葺き替え」の3つの方法があります。
どの工事も屋根の機能性や美観を保つために不可欠な工事ですが、それぞれ規模や費用、適用できる屋根の状態などが異なるため、状況に応じて最適な方法を選ぶことが大切です。

一般的には、劣化が軽度であれば塗装、中程度であればカバー工法、重度であれば葺き替えが推奨されます。
それぞれの特徴などについては次で解説します。

 

 

「塗装」による屋根リフォーム

屋根リフォームには何がある?塗装・カバー工法・葺き替えの特徴やメリット・デメリットを解説

塗装の特徴

屋根塗装は、建物の最上部にある屋根を保護する重要なメンテナンス作業です。
塗料を塗ることで紫外線や雨風に常にさらされる屋根材の劣化を防ぎ、建物全体の寿命を延ばす役割を果たします。
施工には専門的な技術が必要で、下地処理から上塗りまで複数の工程を経て完成します。
また、塗料にはアクリル系からフッ素系まで幅広い選択肢があり、使用する塗料の種類によって耐用年数が異なります。
適切な塗料を選択することで、防水性や遮熱性を向上させることが可能です。
工事をおこなう際には、気候条件や屋根材の状態を見極めた適切な施工が求められます。

当社の屋根塗装工事については「屋根塗装」をご覧ください。

 

塗装のメリット

塗装の最大のメリットは、3つの工法の中で最も費用を抑えられる点です。
工期も通常1週間から10日程度と短く、日常生活への影響も最小限に抑えられます。
定期的な塗装によって屋根材自体の劣化を遅らせ、大規模修繕の時期を延ばすことができる経済的メリットもあります。
また、色を変更することで住宅の外観イメージを一新できるのも魅力です。
外観が美しく生まれ変わることで建物全体の印象が向上し、資産価値の維持にもつながります。
さらに遮熱塗料や断熱塗料を使用すれば、室内温度の上昇を抑えて室内環境を改善することもでき、冷房費の節約も期待できます。

 

塗装のデメリット

塗装はあくまでも表面的な処理であり、屋根材本体の劣化や下地の損傷には対応できません。
ひび割れや破損がある場合は、塗装だけでは根本的な解決にならないケースがあります。
耐用年数は使用する塗料にもよりますが約10年から15年程度です。
ただし、選ぶ塗料によっては塗装後数年で色褪せや劣化が始まるものもあり、選択を誤ると想定より早い再塗装が必要になります。
また、屋根材の種類によっては塗装に適さないものもある点に注意が必要です。
高所作業のため近隣への配慮も欠かせず、塗料の飛散や臭い、騒音などにも気を配る必要があります。

 

 

「カバー工法」による屋根リフォーム

屋根リフォームには何がある?塗装・カバー工法・葺き替えの特徴やメリット・デメリットを解説

カバー工法の特徴

カバー工法は、既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ね張りする方法です。
古い屋根を撤去せずに済むため、「重ね葺き」とも呼ばれています。
主にスレート屋根やトタン屋根に適用され、新しい屋根材には軽量なガルバリウム鋼板などの金属屋根材を使用するのが一般的です。
下地の状態確認が重要で、著しく傷んでいる場合は適用できません。
防水シートを新たに敷設し、その上に新しい屋根材を固定していく二重構造になります。

当社の屋根カバー工事については「屋根カバー工法(重ね葺き工事)」をご覧ください。

 

カバー工法のメリット

既存屋根の撤去費用と廃材処分費が不要になるため、葺き替え工事よりも工事費用を抑えられる点がメリットになります。
工期が短く済むことで職人の人件費も削減することが可能です。
また、屋根が二重になることで断熱効果が高まり、夏の暑さや冬の寒さを軽減できます。
さらに、アスベスト含有の古い屋根材でも飛散リスクなく対応可能です。

 

カバー工法のデメリット

カバー工法では屋根が二重になるため重量が増加し、建物への負担が増加する点がデメリットになります。
そのため、もともと耐震性に不安がある建物では慎重な検討が必要です。

また、既存屋根の劣化が激しい場合や下地が腐食している場合は施工できず、雨漏りが発生している場合も根本的な修理ができないため適用できません。
さらに、一度カバー工法をおこなうと、次回のリフォーム時には必ず葺き替えが必要になるため、その際の費用が高額になる点も考慮すべきでしょう。

 

 

「葺き替え」による屋根リフォーム

屋根リフォームには何がある?塗装・カバー工法・葺き替えの特徴やメリット・デメリットを解説

葺き替えの特徴

葺き替えは、既存の屋根材を全て撤去して新しい屋根材に交換する工事です。
最も大規模なリフォーム方法で、野地板や防水シートなどの下地材も交換できるため、屋根全体を新築同様の状態に戻すことができます。
大掛かりな工事となるため計画的な実施が必要で、住宅の長寿命化に最も効果的なメンテナンス方法といえます。

当社の屋根葺き替え工事については「屋根葺き替え」をご覧ください。

 

葺き替えのメリット

下地から全て新しくするため、最も確実に屋根の性能を回復させることができ、長期的な安心を得られる点が大きなメリットです。
雨漏りの根本原因を完全に解消でき、構造的な問題も修復することが可能です。
また、重い瓦屋根から軽量な金属屋根へ変更することで耐震性が向上します。
耐用年数も新築時と同じように、屋根材の種類にはよりますが20年から50年と長いです。

 

葺き替えのデメリット

大きなデメリットとなるのが、工事費用が最も高額な点です。
既存屋根材の撤去と廃材処分に費用が発生し、アスベスト含有材の場合は処分費がさらに高額になります。
また、工期も2週間から3週間と長く、その間は騒音や粉塵などが発生するため生活への影響も大きくなります。
さらに、天候不良で工期が延びるリスクも高く、スケジュール管理が難しい面があります。

 

 

まとめ

屋根リフォームには塗装、カバー工法、葺き替えという3つの方法があり、それぞれに特徴があります。
コストを抑えたい場合は塗装、バランスを重視するならカバー工法、劣化が重度で根本的に改修したい場合は葺き替えが適しています。
大切なのは現在の屋根の状態を正確に把握して、長期的に見て最適な工法を選ぶことです。
そのためには、信頼できる専門業者に相談しながら、屋根の劣化状況や予算、将来的な計画などを総合的に考慮して判断しましょう。

*K*

 

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