外壁クラックを見つけたらどうする?クラックの種類や原因、補修方法を解説
投稿日:2025年10月25日 更新日:2025年11月8日
外壁の劣化症状として注意が必要なのが「クラック」です。
クラックとはひび割れのことで、住宅の外壁にひび割れを発見したら不安を感じる方も多いでしょう。
外壁クラックは見栄えが悪くなるだけではなく、放置すると雨漏りや建物内部の劣化につながる可能性があります。
そのため、外壁にクラックを見つけた場合は適切な補修が必要です。
本記事では、外壁クラックの種類や発生原因、そして適切な補修方法について詳しく解説します。
外壁クラックの種類
外壁クラックには、その幅や深さによっていくつかの種類に分けられます。
それぞれの特徴を理解しておくことで、適切な対処方法を判断することができます。
ヘアクラック
ヘアクラックとは、幅0.3mm以下、深さ4mm以下の非常に細いひび割れのことです。
髪の毛のように細いことからこの名前がついており、緊急性は低いクラックの種類になります。
構造的な問題はなく、塗膜の経年劣化によって発生することが多いです。
ただし、補修をせずに放置し続けてしまうと、雨水の侵入によってひび割れが大きくなる恐れがあるため、できる限り早めの対処が望ましいです。
構造クラック
構造クラックとは、幅0.3mm以上、深さ4mm以上の大きなひび割れのことです。
表面に発生しているヘアクラックとは異なり、外壁材の内部まで達しているひび割れで、建物の構造に影響を与える可能性があります。
そのため、このような大きなクラックを見つけたら早急に補修することが大切です。
乾燥クラック
乾燥クラックは、モルタルやコンクリートなどの外壁材が乾燥する過程で発生するひび割れです。
新築時や外壁メンテナンスの直後に見られることが多く、施工時に外壁材の乾燥が不十分なまま塗装をおこなったことが原因となって発生します。
乾燥が不十分だと、あとから水分が蒸発して収縮し、塗膜が追従できずにひび割れが生じてしまうのです。
ひび割れは比較的浅く、下地が完全に乾燥すればそれ以上悪化することはありません。
ただし、長期間放置すると広がる可能性があるため、適切なタイミングでの補修がおすすめです。
縁切れクラック
縁切れクラックは外壁材の継ぎ目に発生するひび割れで、外壁塗装を途中で中断したり、部分補修をおこなったりした際に起こります。
時間の経過によって塗料の乾燥状態に差が生じ、継ぎ目部分が収縮することが原因です。
本来は外壁一面を一度に仕上げることで防げます。
放置すると雨水が侵入する恐れがあるため、見つけた場合は専門業者へ相談しましょう。
外壁クラックが発生する原因
外壁クラックの発生には、さまざまな要因が関係しています。
経年劣化
外壁は常に紫外線や風雨にさらされているため、時間の経過とともに塗膜が劣化し、防水性能が低下します。
その結果、外壁材自体の強度が弱まり、ひび割れが発生しやすくなります。
とくにモルタルやコンクリートは経年劣化の影響を受けやすいため、定期的なメンテナンスが欠かせません。
建物の揺れや振動
地震や道路沿いの車の振動などによって建物には力が加わり、この繰り返しで外壁に負担がかかりクラックの原因となることがあります。
とくに大きな地震の後は、目視では確認しにくい細かいひび割れが発生していることがあり、放置すると雨水の浸入により被害が拡大する恐れがあります。
温度変化による膨張と収縮
外壁は日中の太陽光による温かさと夜間の寒さによって、膨張と収縮を繰り返します。
この温度変化による伸縮が日々積み重なることで、クラックが発生します。
とくに、夏場と冬場の温度差が大きい地域や日当たりの良い南面の外壁では、この現象が顕著に現れ、ひび割れのリスクが高まります。
施工不良
新築時の施工の際、乾燥期間の不足や材料の配合ミス、下地処理の不備など施工方法に問題があった場合、早期にクラックが発生することがあります。
こうした施工不良によるクラックは、築数年以内に現れることが多いのが特徴です。
外壁クラックを見つけた場合どうする?
シーリング材で補修する
幅0.3mm以下のヘアークラックであれば、DIYでの補修も可能です。
外壁用のシーリング材を使用し、クラック部分を清掃してから充填します。
充填後はヘラで平らに整え、完全に乾燥させます。
ただし、これはあくまで応急処置であり、クラックの幅が広い場合や構造的な問題が疑われる場合は、自己判断での補修は避けるべきです。
専門業者に相談する
幅0.3mm以上のクラックや、クラックが原因で雨漏りが発生している場合は、必ず専門業者に依頼しましょう。
この場合、構造クラックの可能性があり、建物の安全性に関わります。
専門業者は、クラックの深さや範囲を正確に調査し、原因を特定した上で適切な補修方法を提案してくれます。
早期に発見して早期に対応することで、修繕費用を抑えながら建物を長持ちさせることができます。
当社では無料診断をおこなっておりますので、「屋根・外壁0円診断」をぜひご利用ください。
外壁クラックの補修方法
外壁クラックの補修方法は、その種類によって異なります。
ヘアクラックの補修
比較的軽微なヘアクラックの場合は、シーリング材を充填する方法で補修することができます。
ひび割れに沿ってシーリング材を擦り込むだけで、簡単に補修することができます。
その後、塗装をおこなうことで外観も美しく仕上がります。
DIYでも補修することができますが、適切な材料選びと処理が重要です。
構造クラックの補修
大きなクラックの場合は、Uカット工法やVカット工法といった専門的な工法が必要です。
クラック部分をV字やU字にカットし、プライマーを塗布してからシーリング材を奥までしっかりと充填します。
この工法での補修は専門業者に依頼することをおすすめします。
ひび割れ補修については、「施工の際の下地処理」をご覧ください。
まとめ
外壁のクラックは、種類と原因を正しく理解することで適切な対処が可能です。
クラックの発生を完全に防ぐことは難しいですが、適切なメンテナンスで被害を最小限に抑えることができます。
幅0.3mm以上の構造クラックを発見した場合は、速やかに専門業者へ相談しましょう。
小さなヘアクラックであっても放置せず、早めに対処することが大切です。
*K*
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