軒天のメンテナンスは必要?方法や時期を解説

投稿日:2025年8月23日  更新日:2025年9月8日

軒天は屋根の裏側部分で、普段は見上げないとあまり目につかない場所ですが、建物を守るために重要な役割を担っています。
具体的には雨水の侵入防止や害虫対策、建物の美観維持などの役割があり、軒天の機能を保つためには適切なメンテナンスが欠かせません。
しかし、どのような方法でメンテナンスすべきか、どのタイミングで実施すれば良いのか分からない方も多いでしょう。
本記事では軒天のメンテナンスの必要性や、具体的なメンテナンス方法、適切な実施時期について詳しく解説します。

 

 

軒天メンテナンスの必要性

軒天のメンテナンスは必要?方法や時期を解説

軒天のメンテナンスはなぜ必要なのか、その理由について解説します。

 

雨漏りを防止するため

軒天には雨水から建物を保護する役割があるため、軒天のメンテナンスを怠ってしまうと、最も深刻な問題として雨漏りが発生します。
軒天にひびや穴が発生すると、そこから雨水が屋根裏に侵入して雨漏りにつながってしまうのです。
また、断熱材の劣化や構造材の腐食も引き起こす原因にもなります。
特に台風などの雨が強い日には、雨水が軒天の隙間から侵入するリスクが高まります。
一度雨漏りが発生してしまうと、目に見えない屋根裏部分で被害が拡大して発見が遅れることが多いため、メンテナンスが非常に重要です。
メンテナンスによって軒天の防水機能を維持することで、建物全体を雨漏りから守ることができます。

 

建物の美観を維持するため

軒天は上を見上げた際に目につきやすい部分で、外観の印象にも大きく影響します。
そのため、軒天の塗装が剥がれたり、汚れや変色が進むと、建物全体が古く見えてしまいます。
また軒天の劣化は、不動産としての資産価値にも悪影響を与えます。
定期的なメンテナンスによって軒天を美しい状態に保つことで、建物全体の美観を維持して、資産価値を保つことにもつながります。

 

害虫や小動物の侵入を防ぐため

軒天に隙間や穴が発生してしまうと、そこから害虫や小動物が屋根裏に侵入する可能性があります。
特にネズミやコウモリ、鳥などは小さな隙間からでも侵入し、屋根裏に巣を作ったり、騒音や衛生上の問題を引き起こす原因になります。
また、スズメバチなどの危険な害虫が軒天の隙間に巣を作ることもあり、安全性にも関わる深刻な問題となってしまいます。
このようなトラブルを防ぐために、軒天を適切にメンテナンスすることが大切です。
メンテナンスによって隙間を塞ぐことで、害虫や小動物などの侵入を効果的に防ぐことができ、快適で安全な住環境を維持できます。

 

 

軒天のメンテナンス方法

軒天のメンテナンスは必要?方法や時期を解説

軒天に劣化が見られたら、状況に応じて以下の方法でメンテナンスをおこないましょう。

 

塗装

軒天は一般的に、7~10年ほどで塗り替えが必要とされています。
塗装をおこなうことで、美観を維持して軒天を保護することができます。
塗装前には既存塗膜の剥がれやチョーキング現象を除去するために、まずはケレン作業をおこないます。
ケレンなどの下地処理が完了したら、軒天材に適した下塗り材を塗布し、その後中塗りと上塗りで仕上げます。
塗装をおこなう際は天候を考慮し、湿度が高い日や雨天時は避けておこないます。

当社の塗装工事については「外壁塗装」をご覧ください。

 

部分補修

軒天に小さな穴やひび割れが発生した場合は、部分補修で対応することが可能です。
木質系の軒天の場合は、木材用パテで穴埋めをおこない、乾燥後にサンドペーパーで平滑に仕上げます。
金属系の軒天では専用のシーリング材を使用して補修します。
ひび割れが発生している場合は、ひび割れ部分を清掃してからコーキング材で埋め、表面を平らに整えます。
補修後は周囲と色合いを合わせるため、部分的な塗装をおこなって完了です。

 

張り替え

塗装や部分補修では対応できないような劣化が発生している場合は、張り替えを検討します。
具体的には、腐食や劣化が広範囲に及んでいる場合や構造的な損傷が発生している場合、雨漏りが発生している場合などが挙げられます。
張り替え作業では既存の軒天材を撤去し、下地の状況を確認して必要に応じて補強をおこないます。
そして、新しい軒天材を取り付けます。
新しい軒天材は耐久性やメンテナンス性、通気性などを考慮して、建物に適した材料を選びます。
張り替え工事には専門的な技術が必要なため、経験豊富な業者に依頼することが重要です。

 

 

軒天のメンテナンス時期はいつ?

軒天のメンテナンスは必要?方法や時期を解説

塗装によるメンテナンスは10年程度で実施するのが一般的ですが、軒天材の種類や使用環境によって前後します。
海沿いなど塩害地域では劣化が早いため、5~7年での塗り替えが必要です。
また、メンテナンスの時期がきていなくても、劣化症状が現れたタイミングで実施することが大切です。
主な劣化症状には、塗膜の剥がれ・色褪せ・チョーキング現象・カビや汚れの付着などがあります。
これらの症状を発見したら、10年を迎えていなくても速やかに塗り替えを検討すべきです。
まだメンテナンスの時期ではないからと放置してしまうと、軒天材自体の劣化が進行し、雨漏りや腐食の原因となります。
劣化が軽微な段階で塗り替えをおこなうほうが、軒天の寿命を延ばし、結果的にコストを抑えることができます。

 

また、ひび割れや穴が発生している場合は放置すると被害が拡大するため、発見した時点で速やかに部分補修をおこないましょう。
軒天の張り替えは築15~20年を目安に検討し、雨漏りや構造的な損傷が見られる場合は早急な対応が必要です。
専門業者による定期的な点検を3~5年ごとに受けることで、適切なメンテナンス時期を把握することができます。
定期点検によって早期に劣化を発見し、適切なタイミングでメンテナンスをおこなうことで軒天を長持ちさせることができます。

 

 

まとめ

軒天のメンテナンスは、雨漏り防止や建物保護において重要な役割を果たします。
定期点検をおこない、劣化症状が現れたら速やかに対処をおこないましょう。
劣化症状に応じて塗装、部分補修、張り替えなどの適切な方法を選択し、寿命を延ばして美観を維持することが大切です。
また、劣化がまだ進んでいなくても予防的なメンテナンスをおこなうことで、大規模な修繕を避けて建物の寿命を延ばすことができます。

*K*

 

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