外壁コーキングとは?役割や種類について解説
投稿日:2025年8月16日 更新日:2025年8月31日
外壁コーキングは、建物の耐久性や美観を保つために欠かせない重要な工事です。
外壁材にある隙間をコーキング材で塞ぐことで、雨水の浸入や建物内部の劣化を防ぐことができます。
コーキングにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なるので適切な選択が必要です。
本記事では、外壁コーキングの役割やコーキング材の種類について詳しく解説します。
外壁コーキングとは
外壁コーキングとは、外壁材と外壁材の隙間や窓のサッシ周りの隙間などを、コーキング材で塞ぐ工事のことです。
コーキングはシーリングと呼ばれることもありますが、これらは基本的に同じものを指す言葉です。
雨水の侵入を防止して、気密性や断熱性を向上させることが主な目的になります。
しかし、経年劣化によってひび割れや剥離が生じるため、10年ほど経過したらメンテナンスが必要です。
定期的なメンテナンスをおこない、ひび割れや剥がれを補修することで、建物の寿命を延ばすことができます。
外壁コーキングの詳しい役割については次で解説します。
外壁コーキングの役割
外壁コーキングには、以下のような建物にとって非常に重要な役割があります。
雨水の侵入防止
外壁コーキングの最も重要な役割は、建物内部への雨水の侵入を防ぐことです。
外壁材には、窓やドアのサッシ周りや外壁材同士の継ぎ目などに隙間が発生します。
隙間がそのまま開いている状態だと、そこから雨水が侵入して、内部の構造材が腐食したり雨漏りに繋がってしまったりします。
その結果、建物全体の耐久性が大幅に低下してしまうのです。
コーキング材でこの隙間を塞ぐことで、雨水が浸入するのを防ぎ、建物を長期間保護することができます。
気密性の向上
コーキングには、建物の気密性を向上させるという重要な役割もあります。
外壁に隙間があるとその隙間から外気が浸入し、冷暖房効率が大幅に低下してしまいます。
コーキング工事によって隙間がなくなることで気密性が向上し、快適な住環境を実現することが可能です。
また、断熱材の性能を最大限に発揮させるためにも、コーキングによる気密性向上は欠かせません。
外壁材の保護と美観維持
外壁材の隙間から雨水が浸入してしまうと、外壁材の劣化が加速してしまいます。
とくにサイディングボードなどの外壁材は、水分の影響で反りや割れが生じやすいです。
そのようなことを防ぐためにコーキングによる保護が重要で、コーキングをきちんと施工することで外壁材自体を保護することができます。
また、コーキングは美観を維持する役割もあり、適切なコーキングによって統一感のある美しい外観を保つことができます。
衝撃吸収
外壁コーキングには、建物の動きに対する衝撃を吸収するという役割もあります。
地震や強風、温度変化による熱膨張や収縮によって、建物は常に微細な動きを繰り返しています。
とくに外壁材は温度変化によって伸縮を繰り返すため、この動きに追従できないと亀裂や剥離が生じてしまいます。
コーキング材は柔軟性と弾性を持っているため、外壁材の隙間に充填することで、これらの動きや衝撃を吸収して外壁材への負荷を軽減してくれるのです。
その結果、外壁材の劣化を防いで、建物全体の耐久性を向上させることができます。
コーキングの種類
一口にコーキングといっても、いくつか種類があります。
それぞれ特徴やメリット・デメリットが異なるため、把握しておきましょう。
シリコン系コーキング
シリコン系コーキングは、耐久性と耐候性に優れたコーキング材です。
最も一般的なもので、紫外線や雨風に強いためさまざまな部分に使用されています。
耐用年数も長いため、適切に施工すれば15年以上の耐久性を期待でき、価格も比較的安価なのでコストパフォーマンスにも優れています。
しかし、上から塗装することができないため、外壁塗装には向いていません。
ウレタン系コーキング
ウレタン系コーキングは塗装性に優れているため、外壁塗装に適している材料です。
硬化後に塗装することで外壁材と同色に仕上げることができ、統一感のある外観にすることができます。
また、弾性があるため建物の動きにも追従できます。
さらに、密着性が高くさまざまな素材に接着してくれるため、外壁の目地に適しています。
しかし、シリコン系よりも耐久性に劣っており、紫外線に弱いというデメリットがあります。
そのため、耐用年数となる7~10年程度を目安に、定期的なメンテナンスが必要です。
変成シリコン系コーキング
変成シリコン系コーキングは、シリコン系とウレタン系の良い特性を組み合わせた高性能なコーキング材です。
シリコン系のように優れた耐候性と耐久性を持ちながら、ウレタン系のように塗装が可能という特徴があります。
また、汚れが付きにくく、メンテナンス性も良好です。
一方デメリットとして、他の材料と比べると価格が高めなので初期費用がかかります。
しかし、メンテナンス頻度を減らせることができるため、総合的に見るとコストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。
アクリル系コーキング
アクリル系コーキングは水性で扱いやすく臭いも少ないため、作業性が良いコーキング材です。
価格も比較的安価で、上からの塗装も可能です。
しかし、他のコーキング材と比較すると、耐久性と耐候性が大幅に劣っているというデメリットがあります。
とくに屋外では紫外線や雨水の影響を受けやすく、短期間でひび割れなどの劣化が進んでしまいます。
そのため、現在では外壁で使われることは少なくなっています。
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まとめ
外壁コーキングは、雨水の侵入防止や気密性の確保など、建物にとって非常に重要な役割を担っています。
またコーキング材には、シリコン系・ウレタン系・変成シリコン系などがあり、それぞれの特性を理解して適切な選択をすることが重要です。
コーキングに劣化が見られた場合には、早めのメンテナンスをおこないましょう。
適切なコーキング工事をおこなうことで、建物の寿命を延ばして、快適な住環境を維持することができます。
*K*
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