クリア塗装ってどんな塗装?適している外壁材は?
投稿日:2025年7月12日 更新日:2025年7月15日
外壁の塗装をしたいけど、「今の外壁が気に入っていてデザインを変えたくない」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そんな時におすすめなのがクリア塗装です。
クリア塗装は、建物の外観を美しく保ちながら、素材本来の質感や色合いを残して活かすことができる塗装方法です。
耐久性がある塗料によって外壁材を保護する一方で、透明な塗膜によって素材の自然な風合いを損なうことなく仕上げることができます。
ただし、クリア塗装はすべての外壁で施工できるわけではありません。
本記事では、クリア塗装に適した外壁材と適していない外壁材について詳しく解説します。
クリア塗装とは
クリア塗装とは、その名の通り透明な塗料を使用しておこなう塗装のことです。
着色成分を含んでいないので、通常の色付き塗装とは異なり、既存の外壁材の色や質感をそのまま活かすことができます。
それに加えて、クリア塗料によって艶を出すことができるので、高級感のある仕上がりを実現できます。
今の外壁の色やデザインを気に入っている方には、とてもメリットの大きい塗装方法です。
また、通常の塗料と同じように外壁材の表面を保護することで、紫外線や雨水などから外壁材を守ることができます。
塗装方法は、通常の色付き塗装では下塗り・中塗り・上塗りの3回塗装をおこないますが、クリア塗装では下塗りの工程がありません。
そのため2回の塗装で済み、コストを抑えることができます。
また、クリア塗装に使用される塗料にはウレタン系・シリコン系・フッ素系などがあり、それぞれ耐久性や価格が異なります。
どの塗料を選ぶかによって保護性能や持続年数も変わるため、外壁材の種類に合わせて適切な塗料を選ぶことが重要です。
クリア塗装に適している外壁材
窯業系サイディング
窯業系サイディングは、クリア塗装に最も適した外壁材の一つです。
セメントと繊維質材料を主成分としており、表面には美しい模様や質感が施されています。
クリア塗装をおこなうことでデザインをそのまま活かしながら、元の美しい外観を復活させることができるため、クリア塗装との相性がとても良いです。
とくにレンガ調やタイル調、木目調などの意匠性の高いサイディングでは、クリア塗装によってその質感を最大限に活かすことができます。
ただし、窯業系サイディングにクリア塗装をおこなう場合は、下地の状態が非常に重要です。
チョーキングや汚れが進行していて劣化が激しい場合は、事前に適切な下地処理をおこなう必要があります。
またひび割れがある場合は、補修をしても補修跡が目立ってしまう可能性があります。
モルタル
多孔質なモルタル外壁は塗料の密着性が良好で、浸透性の高いクリア塗料が効果的に機能するためクリア塗装に向いています。
ただし、モルタル自体は白やグレーの単調な色合いのため、クリア塗装では美観的な効果は限られています。
主な目的は防水性向上と劣化防止で、定期的なメンテナンスによって長期間の保護効果を保つことができます。
コンクリート
コンクリート外壁もクリア塗装に適した素材です。
クリア塗装によってコンクリート特有の質感や模様を活かしながら、外壁を保護することができます。
そのため、デザイン性を重視する建物で多く使われています。
コンクリート表面は比較的平滑で密着性が良く、適切な下地処理によって優れた仕上がりを得ることができます。
クリア塗装によって、コンクリート本来の美しさを長期間維持しながら建物を保護することが可能です。
クリア塗装には向いていない外壁材
金属系サイディング
金属系サイディングは、クリア塗装に向いていない外壁材の一つです。
ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどの金属性のものは、表面が非常に滑らかなので、クリア塗料では十分な密着性を得ることが難しいです。
また、金属特有の熱膨張収縮により塗膜が剥離しやすいため、クリア塗装とは相性があまり良くありません。
劣化が進行している外壁
既に劣化が進行している外壁は、クリア塗装には適していません。
たとえば、チョーキング現象や色褪せが発生している場合は、クリア塗装では下地の劣化状態が透けて見えて美観を損なってしまいます。
このように、クリア塗装の透明性がかえって欠点となってしまうのです。
また美観の問題だけではなく、色あせが激しい外壁材やクラックが広範囲で発生している外壁材など、劣化が著しく進行している場合はクリア塗装だけでは十分な耐久性を期待することができません。
特殊コーティングが施された外壁材
特殊コーティングが施された外壁材も、クリア塗装には向いていません。
フッ素コーティングや光触媒コーティングなどの特殊表面処理は密着性が低く、一般的なクリア塗料では十分な密着力を得ることができません。
また、これらのコーティングは撥水性や防汚性に優れているため、塗料が弾かれて均一な塗膜形成が困難になります。
さらに、外壁材とクリア塗料の相性によっては、変色や剥離を引き起こす可能性もあります。
特殊コーティングが施された外壁材にクリア塗装をしたい場合は、特殊コーティングを完全に除去するか専用プライマーを使うことが必要となります。
ただし、コストと工期が大幅に増加する点に注意が必要です。
まとめ
クリア塗装は、外壁材本来の美しさやお気に入りのデザインを活かしながら、外壁材を保護することができる塗装方法です。
窯業系サイディング・モルタル・コンクリートなどの多くの外壁材に適用可能ですが、それぞれの特性を理解して、適切な下地処理と塗料選択をおこなうことが重要になります。
また、クリア塗装は適していない外壁材もあるので、しっかりと把握しておくことが大切です。
現在の外壁をそのまま残したい方は、外壁材の状態や予算などを総合的に考慮して、最適なクリア塗装をおこないましょう。
そのためには信頼できる塗装業者を見つけて、十分な相談の上、検討することをおすすめします。
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