防水工事の種類ってどれくらいあるの?それぞれの特徴や見分け方を紹介!
投稿日:2024年12月21日 更新日:2024年12月30日
屋上やベランダには防水工事が施されています。
適切な防水工事を施した屋上やベランダは、耐用年数が長くなるだけでなく、内部の湿気やカビの発生を防ぐ効果も期待できます。
しかし、防水が不十分だと雨漏りや建物の劣化が進み、修繕費用が大幅に増加する恐れがあるため、防水工事はとても重要です。
そこで本記事では、建物の寿命を延ばしたいという人向けに、防水工事の種類や工法などを紹介します。
ぜひ最後までご覧ください。
防水工事の種類
防水工事にはさまざまな種類があり、施工箇所や下地の状態に応じて選ぶ必要があります。
以下に防水工事の種類を紹介します。
シート防水
シート防水は、防水シートを下地に貼り付けて施工する防水工事です。
塩ビシートやゴムシートが一般的であり、耐久性が高く、シートを貼り付けるだけなので施工が容易なのがメリットです。
見分け方のポイントとしては、シートの色がグレーである点が挙げられます。
また、シートの重なりが直線状で重なり幅が約40mm程度であったり、表面には凹凸柄があり滑り止めの効果を持っているのも特徴です。
さらに、隅の立ち上がり部分を見るとシートが緩やかに折り込まれ、滑らかに曲げられているので区別がつきやすいです。
ウレタン防水
ウレタン防水は、液状のウレタンを塗り広げて乾燥させ、防水層を形成する防水工事です。
複雑な形状の箇所でも対応しやすい点が特徴なので、複雑な形状の部分にも施工可能です。
見分ける際は、まず表面が平らで継ぎ目がないのを確認しましょう。
また、色がグレーやグリーンである場合が多く、指で押してみて一時的に凹むが元に戻る特性がある点がポイントです。
さらに、下地がコンクリートの場合は、叩いてみるとシート防水のような高い音ではなく鈍い音がするので区別できます。
FRP防水
FRP防水は、繊維強化プラスチックを使用した防水工事です。
硬い素材で強度が高いので、とても防水性に優れています。
また、色がグレーである場合が多く、表面が硬くて繊維状の凹凸を感じる素材です
また、軽く叩くとコンコンと軽い音がしたり、下地材がベニヤや石膏系材のため、大きさごとに継ぎ目ラインがあり見分けられます。
アスファルト防水
アスファルト防水は、アスファルトと合成繊維を使用して防水層を作る伝統的な防水工事です。
耐用年数が長く、大規模な屋上防水に適しています。
ただし、施工時に煙や悪臭などが発生したり重量があったりするのが原因で、一般住宅では使用できないというのがデメリットです。
見分け方のポイントとしては、シートの重なりが直線状に配置され、重なり幅が約100mm程度である点があります。
また、表面には砂の層が施されており、触れるとざらざらとした感触を確かめられます。
さらに上塗材にはシルバーが塗装されている場合が多いので、光沢もアスファルト防水を判断する際のポイントです。
防水工事については「屋上・ベランダ防水工事」もご覧ください。
防水工事の工法
防水工事は種類だけでなく、施工の工法にも違いがあります。
密着工法と絶縁工法が代表的な方法です。
密着工法は、防水層を下地に直接貼り付ける方法であり、施工が簡単でコストが抑えられるのがメリットです。
ただし、下地の状態が悪い場合、十分な防水効果を得られないというデメリットがあります。
また絶縁工法は、防水層と下地の間に絶縁材を挟む工法であり、下地が湿気を含んでいる場合でも防水効果を維持できます。
そのため、屋上などの湿気が溜まりやすい箇所に適していますが、施工費用は密着工法より高くなる場合が多いです。
防水工事が必要な場所
防水工事は建物の特定の箇所に必要です。
以下に、防水工事が必要な場所を紹介します。
ベランダ・バルコニー
ベランダは建物の外部に位置しており、屋根があっても側面から雨風が吹き込みやすい構造をしています。
そのため、防水工事をしなければ雨水がコンクリートの隙間から浸入し、内部の鉄筋を腐食させる危険があります。
特に台風や強風を伴う大雨の際には、大量の雨風が侵入する可能性が高いです。
陸屋根
陸屋根は平坦な形状の屋根で勾配がほとんどないため、雨水が自然に流れ落ちにくい特徴があります。
特に、施工時のわずかな凹凸や劣化による歪みでも水たまりができやすくなり、これが長時間続くと防水層の劣化を加速させやすいです。
陸屋根の防水層が劣化すると、屋根から雨水が天井や壁をつたって建物内部にシミやカビを発生させるため、防水工事はしっかりおこないましょう。
防水工事をするべき劣化症状
防水工事が必要なサインを見逃さないのが大切です。
以下の症状が見られたら早めに対策をしましょう。
ひび割れ
下地や防水層にひび割れが生じると、水が浸入する原因となります。
特に屋上のコンクリートに1〜2mm程度の細いひび割れが広がっていると、天井から建物内部に雨水が侵入する可能性が高いです。
色あせ
防水層が色あせるのは、紫外線による劣化のサインです。
長期間放置すると防水効果が低下し、雨水が浸入するリスクが高まります。
特に本来の色から白っぽくなったり、退色して艶がなくなった場合、防水層が劣化している可能性が高いです。
防水層の膨れ
防水層が膨れている場合、内部に水分が溜まっている可能性があります。
長期間放置すると防水層が破れ、水が建物内部に侵入するリスクが高まります。
特に、歩くとブヨブヨとした感触があり、膨れた部分を押すと内部から水が染み出す場合は早急な点検が必要です。
防水層のめくれ
防水層がめくれている場合、防水効果が失われており、雨水が直接下地に浸透する危険性があります。
全体的に防水層がめくれている場合、短期間で被害が急速に悪化するリスクが高まるため、できるだけはやく対処する必要があります。
水の溜まり
水が溜まる箇所は、防水層の劣化が原因である可能性が高く、放置すると漏水や構造の劣化につながる恐れがあります。
また、水たまりが長期間続くと、建物内部に湿気が溜まりカビの発生や悪臭の原因となります。
特に雨の後、屋上の排水口近くに水たまりが残り続け2日以上経っても乾かない場合は、防水層が劣化している可能性が高いです。
まとめ
防水工事は、屋上やベランダなどの箇所ごとに最適な工法を選ぶようにすると、建物の耐用年数を延ばし雨漏りのリスクを減らせるようになります。
しかし、専門的な知識や経験が必要なため、自分だけで判断するのは難しいです。
業者による点検を受けると、現状の劣化状況や適切な防水工事の提案をしてもらえるため、快適な住環境を保てるようになります。
防水工事を検討している人は、ぜひ相談してみてください。
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