屋根カバー工法とは何?メリット・デメリットを詳しく紹介

投稿日:2024年4月20日  更新日:2024年4月23日

「屋根カバー工法って何?」
「屋根カバー工法のメリットやデメリットを知りたい」
と思っている方もいるのではないでしょうか?
本記事では、屋根カバー工法についてやメリット・デメリット、屋根カバー工法に向いているケースを紹介します。

 

屋根カバー工法とは?

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屋根のカバー工法とは、既存の屋根に新しく屋根を被せる施工方法の1つです。

屋根のリフォーム工事には、3つの方法があります。

・屋根カバー工法
・葺き替え工事
・屋根の塗装

葺き替え工事とは、既存の屋根材や下地などを撤去し、新しい下材を用いて作ることを言います。

一方、カバー工法は、既存の屋根材の上から新しい屋根材を被せます。

使用される屋根材は、軽量なガルバリウム鋼板などの金属製の素材を使用するため、耐久性を高めることが可能です。

 

屋根カバー工法に使用する素材

屋根カバー工法には主にガルバリウム鋼板、ジンカリウム鋼板やエスジーエル鋼板が使用されています。

ガルバリウム鋼板は、亜鉛とシリコン・アルミニウムで構成された銅板です。
耐久性が高く、費用が抑えられ、施工もしやすいのが特徴です。
屋根材として、多くの住宅に使用されているスレート瓦に用いられています。

また近年では、ジンカリウム鋼板やエスジーエル鋼板が使用されています。
ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板の表面を石粒でコーティングしています。
表面をコーティングする事で、傷がつきにくく紫外線からのサビの影響も受けにくいのが特徴です。
エスジーエル鋼板は、カルバリウム鋼板のメッキ部分にマグネシウムを加え、ガルバリウムと比較すると耐用年数が約3倍も高いのが特徴です。

 

屋根カバー工法のメリット

屋根カバー工法とは何?メリット・デメリットを詳しく紹介

屋根のカバー工法のメリットは4つあります。

・工事期間が短い
・工事金額を安く抑えられる
・断熱性や防音性が高くなる
・構造材を傷めることがない

 

工事期間が短い

葺き替え工事の期間は1週間〜10日ほどなのに比べ、カバー工法の工事は5日ほどと工事期間が短いです。
既存の屋根の撤去や野地板の点検などの施工工程がないため、その分早く工事が終了します。
ちなみに野地板とは、スレート瓦や粘土瓦の屋根の下地として使用する下地板のことを言います。
屋根の工事中は、人の出入りが多かったり、工事中の騒音などで近所の方への気づかいも多くなりがちです。
屋根カバー工法は、工事をできるだけ早く終わらせたい方におすすめです。

 

工事金額を安く抑えられる

屋根カバー工法の場合、処分するのは棟板金と貫板のみです。
葺き替え工事に比べ、撤去する費用や廃棄処分がほとんどないため、工事金額を抑えることができます。

 

断熱性や防音性が高くなる

屋根カバー工法は新しく屋根を被せる施工方法のため、屋根が2重になります。
屋根の厚みが増すことで、断熱効果や防音性が高くなるメリットがあります。
より断熱効果を高めたい方は、断熱材付きの金属屋根がおすすめです。
金属屋根の裏に断熱材を貼り付けたタイプは、金額板と一体化しているため、断熱材を貼る手間が省けます。
室内の冷暖房の効率が上がり、電気代が抑えられるメリットがあります。

 

構造材傷めることがない

カバー工法の場合、既存の屋根を剥がさないため、構造材が傷む心配がないメリットがあります。
葺き替え工事の場合は新しい屋根材を取り付けるため、既存の屋根を剥がさなければなりません。
丁寧に剥がしてくれる業者であればいいのですが、中には荒々しく剥がす業者もいるのが現状です。
そうなると屋根の構造材である野地板や垂木に負荷がかかってしまい、傷む可能性も高くなってしまいます。

 

屋根カバー工法のデメリット

屋根カバー工法とは何?メリット・デメリットを詳しく紹介

次に、屋根カバー工法のデメリットを4つ解説します。

・屋根が重くなる
・屋根カバー工法は一度しかできない
・火災保険が適用されない
・屋根材が限定される

 

屋根が重くなる

屋根カバー工法の場合、屋根が2重になるため、通常の1層の屋根と比べると屋根が多少重たくなってしまいます。
そのため、新しい屋根材には軽量な金属製がおすすめです。
また、建物の重心が高くなるため、地震などで揺れる可能性も高まります。

他にもカバー工法は、屋根の内部点検ができないデメリットもあります。
例えば、下地の経年劣化が進んでいる屋根の場合には、メンテナンスが必要です。
メンテナンスが必要な屋根のリフォームには、カバー工法ではなく葺き替え工事が向いています。

 

カバー工法は一度しかできない

屋根が重くなり、建物に負担がかかるためカバー工法は1度きりです。
そのため、次の屋根のリフォームは葺き替え工事か解体をすることになります。
カバー工法後の葺き替え工事は2重の屋根を撤去することになり、廃棄物が増え工事費用も割高になってしまいます。
また、家を解体する場合には、撤去が必要です。
カバー工法の費用は安価ですが、その後の修理や解体で費用がかさむため、トータル的に考えると同等になります。

 

火災保険が適用されない

火災保険は原則として、「損傷した部分を被害に遭う前の状態に戻す」工事に適用されます。
そのための見積もりを提出しなくてはいけません。
しかしカバー工法は、元の状態に戻すためにおこなう工事ではないため、火災保険が適用されないのです。

 

屋根材が限定される

屋根カバー工法の屋根材は、軽量でなくてはなりません。
近年では屋根材が多く開発されています。
しかし、カバー工法には、ガルバリウム鋼板やジョンカリウム鋼板などの金属製のものに限られてしまうのが現状です。
そのため、見た目のデザインや質感などで屋根材を選びたい方にはおすすめできません。

 

カバー工法が向いているケースとは?

カバー工法が向いているケースは以下になります。

・アスベストが含まれている屋根の場合
・リフォーム代、メンテナンス費用を抑えたい方
・10年〜15年までに建物の解体や転居するの予定がある方

アスベストが含まれている屋根の撤去や解体費用が割高になります。
しかし、屋根を覆うカバー工法の場合には、飛散リスクも少なく人体への影響もないので向いています。
また、カバー工法は葺き替え工事と比べると費用面では魅力的です。
10年〜15年以内に建物の解体や転居する予定がある方にもおすすめの工法になります。

 

当社の屋根カバー工事については「屋根カバー工法(重ね葺き工事)」をご覧ください。

 

まとめ

屋根カバー工法は、既存の屋根に新しい屋根を重ねる施工方法です。
工事期間が短く、費用が安い点が魅力です。
しかし、屋根のカバー工法は1度しかおこなえません。
屋根のリフォームを検討中の方は、屋根の葺き替えや塗装を踏まえた上で、総合的な判断をおこないましょう。

*K*

 

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