ウレタン防水の工事の種類は?工程やメリット・デメリットも!
投稿日:2023年11月19日 更新日:2023年12月29日
外壁塗装や屋根塗装を行う際には、防水工事を行うことも多いです。
防水工事の中で、戸建てで多く行われているのはウレタン防水工事です。
ウレタン防水工事には、いくつかの種類があります。
この記事では、ウレタン防水工事の種類や種類ごとの工程についてご紹介します。
またウレタン防水工事のメリットやデメリットも解説するので、最後まで記事をチェックして下さいね!
ウレタン防水工事とは?
ウレタン防水工事というのは、ウレタン樹脂を使用した防水工事のことで、建物に雨水を浸透させないために行われます。
ウレタン樹脂はゴム状で弾性があり、塗布すると化学反応を起こして固まります。
ウレタン樹脂は何度かに分けて塗布し、しっかりと厚みのある防水層を形成します。
ウレタン防水は、液状の防水材を使用するため、複雑な形の場所やベランダの室外機がある場所でも施工可能です。
弊社が施工させて頂いたウレタン防水の工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
ウレタン防水工事の種類
ウレタン防水工事には、以下の2種類のやり方があります。種類ごとに、どのような工法なのかを解説します。
密着工法
密着工法は、下地に直接ウレタン樹脂を塗布する工法です。
ウレタン樹脂を塗布したらメッシュのシートを補強のために貼り付け、さらにウレタン樹脂を重ねて塗ります。
ウレタン樹脂の防水層が目標の厚さに到達したら、最後にトップコートを塗布します。
ウレタン樹脂は紫外線に弱いデメリットがあるので、トップコートの塗布は必須です。
通気緩衝工法
ウレタン防水の通気緩衝工法は、下地に直接ウレタン樹脂を塗布せず、通気緩衝シートを貼った上に、ウレタン樹脂を塗り重ねていく工法です。
密着工法がベランダなど狭い場所で施工されるのが多いのに比べ、通気緩衝工法は、マンションの屋上などの広い場所で施工されることが多いです。
通気緩衝工法には脱気筒が設置され、下地から発生した湿気が逃げるようになっているので、防水層が膨れたりひび割れが起こったりしにくい特徴があります。
弊社で施工させていただいたウレタン防水の通気緩衝工法の施工の様子は、こちらからご確認いただけます。
ウレタン防水工事の施工法
ウレタン防水工事の施工法を、工法ごとに見ていきましょう。
密着工法の施行法
まずはウレタン防水の密着工法の施工法を解説します。密着工法は、以下の手順で行います。
- 1.下地の密着性を高めるために、ケレン作業を行う
- 2.下塗りのプライマーを塗布する
- 3.ウレタン樹脂を塗布する
- 4.ウレタン樹脂を乾燥させる
- 5.再びウレタン樹脂を塗布し、乾燥させる
- 6.トップコートを塗布する
密着工法の場合は下地に直接ウレタン樹脂を塗布するので、下地の処理を丁寧に行うことが必要です。
通気緩衝工法の施行法
続いては、ウレタン防水の通気緩衝工法の施工法について解説します。通気緩衝工法は以下の手順で行います。
- 1.既存の防水層を撤去します
- 2.ケレン作業を行い、下地を整えます
- 3.下塗りのプライマーを塗布します
- 4.補強用のガラスクロスを貼ります
- 5.通気緩衝シートを貼り付けます
- 6.脱気筒を設置します
- 7.ウレタン樹脂を塗布します
- 8.ウレタン樹脂を乾燥させます
- 9.ウレタン樹脂を再び塗布します
- 10.ウレタン樹脂を乾燥させます
- 11.トップコートを塗布します
通気管昇降法は、密着工法に比べて防水層のふくれやひび割れなどの心配は少ないですが、手間と時間、費用はかかります。
ウレタン防水工事のメリット
ウレタン防水のメリットは、以下のものがあげられます。
複雑な地形の場所でも施工ができる
ウレタン防水の防水材であるウレタン樹脂は液状なので、複雑な地形の場所でも施工できるのがメリットです。
たとえば、室外機のあるベランダでも、室外機を避けて施工できます。
また、段差のある部分にも施行できるのは、液状の防水材ならではといえるでしょう。
継ぎ目のない防水層を形成できる
ウレタン防水は塗料のように液体を塗布していくので、継ぎ目のない防水層を形成できます。
シート防水などの場合は、その性質上、継ぎ目が必ずできます。
継ぎ目があると、見た目的にも気になったり、継ぎ目の部分から防水層にヒビが入ったりという可能性もあります。
工期が短く費用もお手頃
ウレタン防水は、他の防水工事に比べると、工期が短くて済むのがメリットです。
また費用も他の防水工事にくべると、安く済ませることができます。
戸建てのベランダだけ防水工事をしたいという場合も、ウレタン防水ならお手頃価格で行えます。
ウレタン防水工事のデメリット
ウレタン防水のデメリットについても見ていきましょう。ウレタン防水のデメリットには、以下のものがあります。
紫外線に弱い
ウレタン樹脂は、紫外線に弱いというデメリットがあります。
そのデメリットをカバーするために、最後にトップコートを塗布します。
トップコートは5年程度で塗り替える必要があります。
ただ、トップコートを塗り替える手間はあるものの、ウレタン防水は15年程度の耐用年数はあります。
塗装面を均一にするのが難しい
ウレタン防水は、手作業でウレタン樹脂を塗布していくので、防水層を均一にするのが難しいのもデメリットです。
そのため、職人の技術によって、防水工事の仕上がりのクオリティが変わります。
弊社には防水工事のスペシャリストが複数在籍しているので、ウレタン防水も安心してお任せ下さい。
雨に弱いので工事が天候に左右される
ウレタン樹脂は乾くまでは雨に気をつける必要があるので、工事は天候に左右されます。
施工中に雨が降ると、硬化不良が起こってしまう可能性もあります。
そのため、工事日は工期中に雨の心配がない日を選ばなくてはなりません。
ウレタン防水工事はウレタン樹脂を使った施工場所を選ばない防水工事!
ウレタン防水についてご紹介してきました。
防水工事にはさまざまなものがありますが、ウレタン防水はウレタン樹脂で防水層を形成する防水工事です。
複雑な地形や段差のある場所でも施工が可能なので、戸建てのベランダなどでの施工が多いです。
工法には密着工法と通気緩衝工法があり、施工場所に合わせて選びます。
ウレタン防水は工期が短く費用も安いので、お手軽な防水工事として人気です。
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