水切りって何?役割や塗装の必要性についても解説!
投稿日:2023年6月1日
建築現場で使用する言葉に、水切りがあります。
水切りといえば、台所で使用する水切りを思い浮かべる人も多いかもしれませんが、それとは違います。
建築現場でいう水切りとは、どのようなものなのでしょうか?
水切りの役割や塗装の必要性についても紹介するので、最後まで記事をチェックして下さい!
水切りとは
まずは、水切りとはどのようなものかについて見ていきましょう。
建物の水切りというのは、上記の写真にあるような、建物の基礎と外壁の間にある仕切りのことです。
水切りにはさまざまな素材のものがありますが、スチール製、アルミ製、ステンレス製のものが多いです。
他に、塩ビ鋼板製の水切りもありますが、板金と間違えやすいので、メンテナンスの仕方には気をつけましょう。
弊社で施工した水切りの塗装の様子は、こちらからご確認いただけます。
水切りの役目
水切りの役割についても見ていきましょう。水切りにはいくつかの役割があります。水切りの主な役割について、以下にまとめました。
基礎部分に雨が当たらないようにする
水切りの大きな役割の1つが、基礎部分に雨が当たらないようにすることです。
水切りがあることで、外壁を伝って基礎部分に雨水が流れることを防ぐことができます。
基礎部分に雨水が当たってしまうと、基礎土台が湿気で腐食してしまう可能性もあります。
水切りで基礎部分にできる限り雨が当たらないようにすることで、基礎部分を守る役割を果たしています。
雨漏りを防止する
水切りには、雨漏りを防止する役割もあります。
水切りがあることで、外壁から室内に水が染みこむことを防いでくれます。
水切りがない場合、外壁から室内に水が染みこんでしまい、雨漏りが発生する原因となることもあります。
水切りがあるおかげで、雨漏りの発生が起きにくくなります。
シロアリの発生を防止する
水切りがあることで、基礎部分に水が入り辛くなるので、床下に湿気がたまりにくくなります。
床下の湿気は、シロアリが発生する原因にもなります。
シロアリは、家の土台や柱などを食べてしまい、ボロボロにしてしまいます。
水切りがしっかりと機能していることで、シロアリの発生しにくい床下の環境を作ることができます。
水切りがない家もある?
水切りは、すべての家にあるというわけではありません。
実は水切りが設置されていない家もあります。
水切りが設置されていない家は、水切りという形ではなく、外壁から基礎部分に水が伝い流れないような設計になっています。
そのため、水切りがなくても、水切りがあるのと同じ状態になってくれるのです。
ただ、水切りは、かなりよくできたシステムなので、横殴りの雨などの場合は、水切り以外の対処法があまり役に立たない場合もあります。
デザインなどを優先して水切りを設置しない場合もありますが、水切りは地味ながら大切なパーツなので、設置するのがおすすめです。
水切りは後付けも可能なので、もし水切りを新たに設置したいという場合は、弊社にお気軽にご相談下さい!
水切りの種類
水切りには、これまで紹介してきた基礎部分の他、いくついかの種類があります。基礎部分以外の主な水切りの種類について、以下にまとめました。
ケラバ捨て水切り
水切りの多くは、屋根に設置されています。
そのうちの1つが、ケラバ捨て水切りです。
ケラバ捨て水切りは、屋根のケラバの先端に取り付けられ、屋根の中やルーフィングに水が入るのを防ぎます。
ケラバがどういうものかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
谷板金
屋根の谷部分に設置された谷板金も、水切りの1つとして数えられます。
谷というのは、屋根材と屋根材のつなぎ目の部分で、雨水をスムーズに集めて排水できるように谷状態になっています。
谷板金は、雨水をたまったままにさせず、排水させるために設置された板金のことです。
雨押え水切り板金
雨押えに設置された板金も、水切りの1つとして数えられています。
雨押えというのは、屋根と外壁の立ち上がり部分のことで、雨水がたまりやすい部分でもあります。
雨押えの部分にも、雨水がスムーズに排水できるよう、水切り板金が設置されています。
雨押え水切り板金があることで、雨漏りが起こりにくいというメリットがあります。
軒先水切り
軒先にも、ケラバと同じように水切りが設置されています。
軒先の下には雨樋が設置されていますが、水切りがあることで、屋根に水がたまらず、雨樋に誘導されていきます。
軒の雨水が排水されずにたまってしまうと、屋根から雨漏りがしてしまう可能性があります。
また、屋根の中の木材が腐食し、屋根が傷んでしまう原因にもなります。
水切りに塗装は必要?
水切りの主なメンテナンス方法には、塗装があります。水切りには板金が使用されることが多いため、放っておくとサビが発生してしまう可能性があります。そのため、定期的に塗装によるメンテナンスを行うのがおすすめです。
板金の水切りの場合は、下塗りの塗料に錆び止めが含まれたものを使用し、塗装を行います。さらに、中塗り、上塗りの塗料を塗布することで、同じ水切りを長く使用することができます。
また、塩ビ鋼板製の水切りの場合は、錆び止め入りの塗料ではなく、プライマーを下塗りの塗料として使用します。塩ビ鋼板の水切りに板金用の塗料を使用すると、塗装がすぐに剥がれてしまう原因になるので気をつける必要があります。
水切りが破損していたり劣化が激しい場合は、塗装ではなく交換になります。水切りの交換は、すべて取り替えるのではなく、部分的な交換も可能です。
弊社では、水切りの塗装の他、交換などのメンテナンスも承っておりますので、お気軽にご相談下さい!
水切りはお住まいを水から守るために必須のパーツ!
外壁の水切りについて紹介してきました。
水切りは、外壁と基礎部分の間に設置された細い仕切りで、雨水を基礎部分に入れないようにする役割があります。
また水切りは、外壁と基礎部分の間以外にも、屋根や軒先などにも設置されており、同じように雨水を建物の中に入れないようにする役割を担っています。
水切りのメンテナンス方法は塗装が主で、破損や劣化が酷い場合は取り替え工事が行われることもあります。
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