セメント瓦のメンテナンス方法は?注意が必要な劣化症状も解説

投稿日:2025年7月19日  更新日:2025年7月28日

セメント瓦はセメントと砂を主原料とした屋根材で、耐久性と耐火性に優れていることから多くの住宅で使用されています。
しかし、適切なメンテナンスを怠ってしまうと劣化が進行して、雨漏りや構造的な問題を引き起こす可能性があります。
定期的に適切なメンテナンスをおこなうことで、屋根の寿命を延ばして、建物全体の耐久性を維持することができます。
本記事では、セメント瓦の劣化症状やメンテナンス方法について詳しく解説します。

 

 

セメント瓦とは

セメント瓦のメンテナンス方法は?注意が必要な劣化症状も解説

セメント瓦はセメント・砂・水を混ぜて作られた屋根材です。
表面に塗装を施して防水性を確保しています。
耐久性と耐火性に優れており、粘土瓦と比較すると軽量です。
また、デザインの自由度が高く、さまざまな色や形のバリエーションがあります。
初期コストが比較的安価である点も特徴の一つです。
一方、衝撃に弱いというデメリットや、塗膜の劣化によって定期的な塗装メンテナンスが必要というデメリットがあります。

 

 

セメント瓦のメンテナンスが必要な劣化症状

セメント瓦のメンテナンス方法は?注意が必要な劣化症状も解説

セメント瓦に、以下のような劣化症状があったらメンテナンスが必要です。
屋根の状態を確認するには高所で危険が伴うため、専門業者に点検を依頼しましょう。

 

色あせ

セメント瓦は日常的に紫外線や風雨にさらされているため、少しずつ表面の塗膜が劣化していき、色あせや変色が起こります。
遠くから見ても明らかに色が薄くなっている状態です。
色あせは劣化の初期症状ではありますが、劣化が始まったサインとして注意することが大切です。

 

 

ひび割れ

瓦のひび割れの有無は重要な屋根の点検項目です。
とくにセメント瓦は他の屋根材よりも衝撃に弱く、ひび割れが発生しやすいので注意が必要です。
小さなひび割れでも放置してしまうと拡大して、そこから雨水が浸透し、雨漏りの原因になってしまいます。

 

 

塗膜の剥がれ

塗膜が剥がれている場合は、塗膜が劣化している証拠です。
塗膜が劣化してしまうと防水性が失われてしまい、雨漏りへとつながる可能性があります。
また、瓦本体の劣化を早めてしまう原因にもなるため注意が必要です。

 

 

苔や藻の発生

苔や藻の発生にも注意が必要で、これらが発生しているということは防水性が低下している証拠です。
瓦の表面に茶色いブツブツが見えるときは、苔が発生している状態です。
放置すると雨漏りが発生したり、屋根の寿命を縮めてしまいます。

 

 

 

セメント瓦のメンテナンス方法

セメント瓦のメンテナンス方法は?注意が必要な劣化症状も解説

セメント瓦の劣化を早期に発見して、適切な対処をおこなうことで、大規模な工事を避けることができます。
そのためには定期的な点検が重要です。
とくに、台風シーズンの前後や積雪前の点検は重要で、高所の作業になるため専門業者による点検をおこないます。
点検で劣化が見られた場合は、以下の方法でメンテナンスをおこないましょう。

 

塗装

塗装によるメンテナンスは美観の維持だけでなく、防水性を確保するためにも重要です。
適切な塗装によって、セメント瓦の寿命を大幅に延ばすことができます。
一般的に10~15年を目安として塗り替えをおこないますが、置かれている環境や塗料の種類によって異なってきます。
色あせやチョーキング、塗膜の剥がれなどの症状がある場合は、塗装によるメンテナンスがおすすめです。

まずは高圧洗浄で苔や汚れ・旧塗膜などを除去して、ひび割れがある場合はシーリング補修をおこないます。
下地処理後、下塗り・中塗り・上塗りの3回に分けて塗装をします。
下塗りにはセメント瓦の吸水性を抑制し、仕上げ塗料の密着性を向上させる専用プライマーを使用します。
下塗りは塗装の耐久性に大きく影響する重要な工程です。
仕上げ塗料にはアクリル系・ウレタン系・シリコン系・フッ素系などさまざまな種類があり、それぞれ特徴や耐久性が異なります。
仕上げ塗料の選択も重要で、性能とコストのバランスを考慮して最適な塗料を選択することが大切です。

 

当社の屋根塗装工事については「屋根塗装」をご覧ください。

 

 

部分補修

セメント瓦に発生しているひび割れが軽微なものであれば、補修材やシーリング材によって補修することが可能です。
ただし、これはあくまでも応急処置で、ひび割れが大きい場合や構造的な問題がある場合は瓦の交換が必要になります。
一部のみが割れている場合は部分的な瓦の交換ができますが、同じ瓦を入手することが困難な場合があり、その場合は葺き替えをおこないます。
また、瓦のズレや浮きを補修する際は、瓦を正しい位置に戻し、適切に固定することが重要です。
この作業には専門的な技術が必要で、安全上の問題もあるため専門業者への依頼が適切です。

 

 

葺き替え

塗装では対応できないような劣化が激しい場合、葺き替えをおこないます。
また、劣化がまだ進んでいない状態でも、セメント瓦の耐用年数である20~30年を経過していれば、葺き替え工事を検討してもよい時期です。
葺き替えは、既存の屋根材を全て撤去して新しい屋根材に交換する工事です。
屋根材が新しくなることで屋根の耐久性が向上し、建物自体の寿命を延ばすことができます。
また防水シートまで新しくなるため、雨漏りなどの原因を根本的に解決することが可能です。
まずは既存の屋根材を撤去し、防水シートの交換や野地板の状態を確認します。
野地板が傷んでいる場合は、必要に応じて増し張りや交換をおこないます。
最後に新しい屋根材を設置して施工完了です。

 

当社の屋根葺き替え工事については「屋根葺き替え」をご覧ください。

 

 

まとめ

セメント瓦は適切なメンテナンスによって長期間使用できる屋根材です。
点検によって劣化症状を定期的に確認し、ひび割れや色あせ、塗膜の剥がれや苔の発生などが見られた場合はメンテナンスが必要です。
メンテナンス方法には塗装の他にも、部分補修や葺き替えがあり、状況に応じて選択することが大切です。
迅速な対応によって、屋根材や建物自体の寿命を大幅に延ばすことができます。
屋根の塗装工事や補修工事では専門的な技術と経験が必要で、高所作業における安全確保も重要になります。
信頼できる専門業者を選んで適切な工事を実施することで、建物全体の価値を長期間にわたって維持することが可能です。

*K*

 

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