シーリングの上から塗装はできる?メリットや注意点を解説

投稿日:2025年11月15日  更新日:2025年11月21日

シーリング材とは、外壁の継ぎ目を埋めるためのゴム状の充填材です。
防水性や気密性を保ち、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を果たしていますが、経年劣化でひび割れや剥がれが発生するため定期的な打ち替えが必要です。
そして、打ち替えをおこなったあとにシーリング材の上から塗装できるの?と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
結論から言えば、シーリングの上から塗装することは可能です。
ただし、適切におこなわないと、塗装が剥がれたり見栄えが悪くなったりする可能性があります。
本記事では、シーリングの上から塗装する際のメリットや注意点について詳しく解説します。

 

 

シーリングとは

シーリングの上から塗装はできる?メリットや注意点を解説

シーリング材は、外壁材同士の継ぎ目や窓サッシ周辺などの隙間を埋めるために使用される弾力性のある充填材のことです。
主な役割は、防水性を確保して気密性を向上させることです。
隙間から雨水が入ると内部の劣化や雨漏りの原因となるため、シーリング材によって雨水や湿気の浸入を防ぐことが重要になります。
また、建物の揺れや温度変化による伸縮を吸収し、外壁材の破損を防ぎます。
さらに、隙間を塞ぐことで冷暖房効率を高める断熱効果も期待できます。

シーリング材の種類にはシリコン系・変成シリコン系・ウレタン系・アクリル系などさまざまの種類があり、それぞれ耐候性や密着性が異なります。
また、上から塗装ができるかどうかも種類によって異なるため、条件に応じて最適な材料を選択することが重要です。

 

シーリング材についてはこちら「オートンイクシード」もご覧ください。

 

 

上から塗装できるシーリング材

シーリングの上から塗装はできる?メリットや注意点を解説

シーリング材にはいくつか種類があり、すべてのシーリング材の上から塗装できるわけではありません。
塗装ができるかどうかは、シーリング材の種類によって異なります。

 

変成シリコン系

変成シリコン系は、耐候性や耐久性に優れているシーリング材です。
上から塗装することもできて密着性も高いため、外壁塗装の際に使用されることが多いシーリング材です。
価格はやや高めではありますが、メンテナンスのことを考えると、メンテナンス頻度を延ばせるコストパフォーマンスの良い選択肢といえます。

 

ウレタン系

ウレタン系は、弾力性や密着性に優れているシーリング材です。
ただし、紫外線に弱いため塗装で保護しないと劣化が早まってしまいます。
そのため、必ず塗装とセットで施工する必要があります。
価格は比較的安価ですが、定期的なメンテナンスが不可欠です。

 

アクリル系

アクリル系は最も安価で作業性に優れたシーリング材です。
上からの塗装も可能で乾燥も早いため施工しやすいですが、耐久性や耐候性が他のシーリング材よりやや劣り、ひび割れや剥離が起きやすいデメリットがあります。
そのため、現在では外壁に使用されることがほとんどなく、主に室内の目地や応急処置などでの使用に限定されています。

 

 

上からの塗装ができないシーリング材

シーリングの上から塗装はできる?メリットや注意点を解説

シリコン系は耐久性や耐候性に優れたシーリング材ですが、撥水性が高く、表面に塗料が密着しにくいため上から塗装することができません。
浴室やキッチンなどの水回りには最適ですが、外壁塗装で使用すると塗装が剥がれてしまうため不向きです。
外壁の補修をおこなう場合は、後から塗装することを考慮して、変成シリコン系やウレタン系のシーリング材を選択することが重要です。

 

 

シーリングの上から塗装するメリット

シーリングの上から塗装はできる?メリットや注意点を解説

シーリング材の上から塗装をすることで、さまざまなメリットが得られます。

 

美観が統一される

シーリング材の上から塗装をしなかった場合、シーリング材の色と外壁の色が異なってしまい見た目が悪くなってしまいます。
上から塗装をすることで外壁と同じ色になって継ぎ目が目立たなくなり、建物全体の美観が統一されます。
その結果、新築のような仕上がりを実現することができます。

 

耐久性が向上する

シーリング材は紫外線に弱いため、露出したままだと劣化が早まってしまいます。
上から塗装をすることで、紫外線や雨風からシーリング材を保護することができます。
ウレタン系は特に紫外線に弱く、塗装しないと短期間で劣化してしまいますが、塗装によって寿命を延ばすことができます。

 

工事費用を抑えられる

シーリング材の上から塗装した場合、打ち替え後にそのまま外壁と一緒に塗装することが可能です。
そのため、別で塗装しなくてよくなり、工期短縮と人件費削減につながります。
また、塗装されたシーリングは汚れが付きにくいため、メンテナンス費用を抑えることができます。

 

防水性が向上する

塗装によってシーリング材の表面に塗膜ができることで、防水性がさらに向上します。
シーリングの上に塗膜があることで雨水の浸入リスクが減り、建物内部をより確実に保護することができます。

 

 

シーリングの上から塗装する際の注意点

シーリングの上から塗装はできる?メリットや注意点を解説

シーリング材の上から塗装をする際には、塗膜の密着不良やひび割れなどを防ぐために、以下の点に注意が必要です。

 

十分な乾燥期間を確保する

シーリング材を施工した際、すぐに塗装をすると塗料が密着せず剥がれやすくなるため、十分な乾燥時間が必要です。
乾燥時間はシーリング材の種類によって異なりますが、完全に硬化するには数日から一週間かかることもあります。
また、天候や気温、湿度によっても乾燥時間は変わるため、完全に硬化するまで待ってから塗装することが大切です。

 

下地処理を丁寧におこなう

シーリングの表面に汚れが付着していると、塗料がしっかりと定着してくれません。
そのため、塗装の前には必ず清掃をおこない、プライマーなどの下塗り材を使用して下地処理をおこなうことが重要です。
そうすることで密着性を高めることができます。

 

当社の外壁塗装工事については「外壁塗装」をご覧ください。

 

 

まとめ

シーリングの打ち替えをした際、その上から塗装をすることは可能です。
ただし、シーリング材の種類選びや十分な乾燥期間の確保、適切な下地処理など、いくつかの重要なポイントがあります。
これらの注意点を守ることで、美観と耐久性を兼ね備えた仕上がりを実現することができます。

*K*

 

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