外壁塗装における「下塗り」「中塗り」「上塗り」の役割とは?
投稿日:2025年10月18日 更新日:2025年10月28日
外壁塗装工事では、一般的に「下塗り」「中塗り」「上塗り」という3つの工程にわけて塗装をおこないます。
3回も塗り重ねないといけないのか疑問に思われる方もいるかもしれませんが、それぞれの工程には明確な役割があります。
そのため、1つでも省略してしまうと、塗装の品質や耐久性に大きな影響を与えます。
本記事では、各工程の役割について詳しく解説します。
外壁塗装における「下塗り」の役割
下塗りは1番目におこなう塗装で、外壁塗装の基礎となる最も重要な工程です。
ここでは接着性のあるシーラー・プライマー・フィラーなどの下塗り材を使用します。
3工程の中でも重要な工程となる下塗り塗装には、以下のような役割があります。
塗料の密着性向上
下塗り材には接着剤のように物と物とをくっつける役割があるため、初めに塗布することで下地材と上塗り塗料の密着性が向上します。
もし下塗りをしなかった場合、そのまま仕上げ塗料を塗ってもしっかりと密着してくれないため、施工後すぐに塗膜が剥がれたり浮いたりしてしまいます。
きちんと下塗り塗装をおこなうことで、仕上げ塗料がしっかりと外壁に定着し、剥がれにくく耐久性のある塗膜を形成することができるのです。
塗料の吸い込み防止
下塗りには塗料の吸い込みを防ぐ役割もあります。
下塗りをせずに上塗り塗料を塗ると、とくに劣化がひどい外壁材の場合は塗料が外壁に吸い込まれてしまいます。
その結果、塗膜が薄くなり色ムラができる原因となります。
下塗り材によってこの吸い込みを防ぐことで、上塗り塗料を均一に塗布し、ムラのない塗装面に仕上げることができるのです。
外壁材のなかでもモルタルやサイディングなどの外壁材は、塗料を吸い込みやすい性質を持っています。
下地の補修
外壁は経年劣化によって、細かなクラックや表面の凹凸が生じることがあります。
このような状態の外壁に直接塗料を塗っても、見栄えが悪くなってしまいます。
仕上げ塗料の前に下塗り材を塗布することで、このような表面の凹凸やクラックを埋めて、平滑な状態に整えることができます。
適切な下地処理が、最終的な塗装の仕上がりに大きく影響するのです。
外壁塗装における「中塗り」の役割
中塗りは、下塗りと上塗りの中間に位置する工程です。
基本的には上塗り塗料と同じ塗料を使うため、省略しても問題ないように感じることもあります。
しかし、中塗り塗装にも外壁塗装において以下のような重要な役割があります。
塗膜の厚みを確保
中塗りでは上塗り塗料と同じ塗料を使うことで、塗膜に厚みを持たせることができます。
外壁塗装の耐久性は塗膜の厚さに大きく影響するため、中塗りによって十分な塗膜厚を確保することで、耐久性の高い塗膜を作ることができるのです。
外壁の保護機能が高まることで、紫外線や雨水の影響を十分に防いで早期劣化を防止します。
色ムラの防止
中塗りをおこなわずに上塗りのみで塗装をした場合、どんなに丁寧に塗料を塗っても下地の色が透けて見え、色ムラが発生してしまいます。
上塗りの前に中塗りをおこなうことで、色ムラをなくして均一な発色を実現することができます。
その結果、最終仕上げとなる上塗りでは光沢や質感を最大限に引き出すことができ、美しい塗装面に仕上げることができるのです。
外壁塗装における「上塗り」の役割
上塗りは外壁塗装の最終仕上げとなる重要な工程です。
上塗り塗装の役割は以下になります。
美観の決定
上塗りは最後の塗装になるため、ここでの仕上がりが最終的な仕上がりに影響します。
そのため、目に入る工程ということをしっかりと意識して、より丁寧な塗装が求められます。
また、住宅の印象を大きく左右する色や質感などを決定する工程でもあるため、色選びは慎重におこなうことが重要です。
耐久性・防水性の向上
上塗り塗料には紫外線や雨水、汚れなどから外壁を守る役割もあります。
塗料の種類によって耐用年数が異なりますが、高品質な塗料を使用することで耐久性や防水性を向上させて、長期間にわたって建物を保護します。
上塗りを適切におこなうことで、外壁材の劣化を防いで建物の寿命を延ばすことができるのです。
「下塗り」「中塗り」「上塗り」の3度塗りの重要性
下塗り・中塗り・上塗りにはそれぞれに重要な役割があるため、どの工程も省くことはできず、3度塗りが基本となります。
この3度塗りをしっかりと守ることで、塗装の耐久性が格段に向上します。
3度塗りによって十分な塗膜厚を確保できることで10年~15年、塗料の種類によってはそれ以上の長期間にわたって外壁を保護することが可能です。
また、それぞれの塗装を丁寧におこなうことで、色ムラや塗り残しのない、均一で美しい外観に仕上げることができます。
このように耐久性が高く、美しい外壁塗装を作るためには、下塗り・中塗り・上塗りのどの工程も省略することはできません。
しかし残念ながら、これらの工程を省略したり、塗料を薄めたりして施工する悪徳業者は存在します。
正しい施工をしてもらうためには、見積もりの段階で3度塗りがきちんと含まれているか、使用する塗料の種類や量は適切であるかを確認することが大切です。
当社の外壁塗装工事については「外壁塗装」をご覧ください。
まとめ
外壁塗装における下塗り・中塗り・上塗りには、それぞれが異なる重要な役割を持っています。
下塗りは外壁材と塗料の密着性を高め、吸い込みを防止し、下地を整える基礎工程です。
中塗りでは十分な塗膜厚を確保し、色ムラを防いで均一な仕上がりを実現します。
上塗りは建物の美観を決定する工程で、紫外線や雨水から外壁を守る最終的な保護層となります。
これら3工程を省略せずに適切に施工することで、美しく耐久性の高い外壁塗装を実現することができます。
業者選びの際は、信頼できる業者を選ぶことが重要で、これらの工程がしっかりと含まれているか必ず確認をしましょう。
*K*
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