雨樋はなぜ必要?住宅を守るための重要な役割を解説!
投稿日:2025年10月11日 更新日:2025年10月28日
屋根の端から下に向かって設置されている雨樋は、どの住宅でも目にすることがあるでしょう。
当たり前のように取り付けられているため、普段はあまり意識することがないかもしれませんが、実は住宅を守るために重要な役割を担っています。
本記事では、住宅にとって雨樋がなぜ必要なのか、その役割と重要性について詳しく解説します。
雨樋とは?
雨樋とは、屋根に降った雨水を集めて地上へスムーズに排水するための装置です。
雨水から外壁材を守ることで、建物の耐久性を保つ重要な役割があります。
主に屋根の軒先に設置される「軒樋」と、雨水を地上へ流すために縦方向に設置される「竪樋」で構成されています。
塩化ビニール製、ガルバリウム鋼板製、銅製などさまざまな材質があり、住宅のデザインや予算に合わせて選ぶことができます。
雨樋の必要性
雨樋には以下のような重要な役割があるため、住宅にとって必要とされています。
外壁の劣化を防ぐ
雨樋は外壁の劣化防止に欠かせません。
屋根から落ちる雨水はかなりの勢いがあるため、もし雨樋がなかったらその雨水が外壁に直接当たることになります。
この衝撃によって、外壁材の表面が徐々に削られ、劣化して防水機能が失われてしまいます。
また、雨水が外壁を伝って流れ続けると、外壁材内部に水分が浸透して構造材の腐食を引き起こすこともあります。
雨樋を設置して雨水を効率的に排出することで、外壁へ直接的に雨水が当たることを最小限に抑えられます。
その結果、外壁の劣化を防いで建物の美観と耐久性を長期間維持できるのです。
基礎を保護する
雨樋は建物の基礎を保護する上で重要な役割を果たしています。
雨樋がないと、屋根から落ちる雨水が地面に勢い良く落下します。
その結果、基礎に雨水が当たり続け、内部に水分が浸透してひび割れが生じる可能性があります。
また、基礎周りへの雨水の落下によって基礎下の地盤が緩み、不同沈下を引き起こす危険性も高まります。
雨樋があることで雨水が基礎に直接当たることがなくなり、基礎へのダメージを最小限に抑えて寿命を延ばすことができるのです。
騒音対策
雨樋がないと屋根から雨水が直接地面に落ちるため、大きな騒音が発生します。
とくに大雨の際は、この音が室内にも響き渡って、時間帯によっては睡眠を妨げる原因になります。
雨樋があることで、雨水は樋を通ってスムーズに流れるため、雨水が落下することがなく騒音問題を大きく改善することができます。
また、雨水が外壁を伝って流れる際の音も防げるため、より静かで快適な住環境を実現することが可能です。
このように雨樋は単なる排水設備ではなく、快適性を高める重要な要素になるのです。
雨樋の劣化症状
雨樋は常に外気にさらされているため、経年劣化は避けられません。
劣化を放置すると、雨樋が正常に機能せずに住宅全体の耐久性を低下させる可能性があるため、早期に対処することが大切です。
小さな劣化を見逃さずに対処することで大規模な修理を避け、住宅の寿命を延ばすことができます。
ここでは、雨樋の劣化症状について解説します。
色褪せ・変色
雨樋の色褪せや変色は劣化の初期症状です。
常に紫外線にさらされている雨樋は、その影響で徐々に色が薄くなったり、白っぽく変色したりします。
これは初期症状なので機能的な問題につながることは少ないですが、雨樋が劣化し始めているサインで、変色が進むとひび割れなどの症状につながるので注意が必要です。
ひび割れ・破損
雨樋にひび割れや破損がある場合は注意が必要です。
ひび割れは経年劣化が進むと発生し、ひび割れた箇所から雨水が漏れ出し、外壁を伝うことで外壁材が傷んでしまいます。
また、強風や積雪などの自然災害によって、雨樋の一部が欠けたり破損したりすることもあります。
ひび割れや破損が発生していたら、建物を守るためにも早めの修理や交換が必要です。
歪み
雨樋が歪んでしまうと、雨水が本来の機能を果たすことができなくなり、正常に流れずに途中で漏れ出してしまいます。
さらに、そこで溜まった雨水の重さによって歪みは徐々に拡大し、最悪の場合は雨樋が外れてしまうこともあります。
そのまま放置してしまうと、雨樋が完全に脱落する危険性もあるため、早期の修理が不可欠です。
水漏れ
経年劣化によって雨樋の継ぎ目部分に隙間が生じることがあります。
これは温度変化による膨張と収縮の繰り返しが主な原因です。
継ぎ目に隙間が生じるとそこから水が漏れ出し、外壁が濡れてシミやカビの原因になります。
外壁材の腐食だけではなく、建物に大きなダメージを与えるため早めの対処が必要です。
詰まり
雨樋には落ち葉やゴミが詰まりやすく、この状態を放置すると雨水が正常に流れず溢れてしまいます。
その結果、雨樋には雨水が溜まり、その重さで雨樋が変形することがあります。
また、冬場には凍結によって雨樋が破損することもあるため、定期的な点検や清掃が欠かせません。
雨樋はメンテナンスが重要!
雨樋には、雨水をスムーズに排水することで建物を守る役割がありますが、適切にメンテナンスしていないとその機能は十分に発揮されません。
劣化によって雨水が溢れたり漏れたりしてしまうと、外壁材や基礎が傷んでしまいます。
そのため、年に1〜2回程度は雨樋の清掃をおこない、台風や強風の後には雨樋が破損していないか確認をおこないましょう。
定期的な点検とメンテナンスによって雨樋が正常に機能し、長期間にわたって住宅を守ることができます。
当社の雨樋工事については「雨どい工事(修理・交換)」をご覧ください。
まとめ
雨樋は建物の端に設置されているため目立つ設備ではありませんが、住宅を雨水から守るために欠かせない重要なものになります。
雨樋があることで外壁や基礎を保護することができ、住宅の耐久性も維持することができます。
そのため、ひび割れや破損、歪みなどの劣化症状がある場合は適切なメンテナンスが必要です。
住宅を守るためにも、定期的に雨樋の状態をチェックしてみましょう。
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