庇と屋根と軒の違いとは?庇の特徴や設置する際の注意点を解説
投稿日:2024年7月20日 更新日:2024年8月1日
夏の日差し対策や雨除けとして、庇を設置する方法があります。
簡単な工具で自分でも設置できるのが魅力です。
しかし、施工不良などによる庇の落下や雨漏りなどが発生することもあります。
この記事では、庇と屋根と軒の違いや庇の特徴・設置する際の注意点について解説します。
庇と屋根と軒の違いについて
庇と屋根と軒は全部「屋根」と思ってしまいがちですよね。
しかし、実は付いている部位によって呼び名が異なります。
庇は、玄関や窓などの建物の上に設置される小さな屋根のことです。
屋根とは繋がってなく独立して付いています。
屋根は、建物の上部に取り付けてある覆い部分のことです。
軒は屋根の一部で、外壁や玄関から突き出ている部分のことを言います。
庇と屋根と軒は、どれも雨や日差しなどから住宅を守るためには重要な役割があります。
庇の役割とは
最近ではデザイン性などを重視し、庇を取り付けていない住宅が増えています。
しかし、庇があることで快適な生活ができるメリットがあります。
主な庇の役割を紹介します。
・雨よけ
・日よけ
・外壁の汚れを防ぐ
雨よけ
庇を想像した際に、最初に思い浮かぶのが「雨よけ」ではないでしょうか?
玄関に庇があるメリットは、雨に濡れずに傘の開け締めができることです。
反対に庇のない玄関の場合、雨が降っている中濡れながら傘を広げるか、濡れるのを避けるため玄関の内側で傘を開かなくてはいけません。
また、大雨が降り出した時に窓を開けっぱなしにしたままでは、直接室内に雨が入ってしまいます。
庇があることで雨の侵入を回避できるのです。
日よけ
季節により、日差しの差し込む角度が異なります。
夏場は、太陽が真上近くにあるため、庇があることで暑い日差しをシャットアウトしてくれます。
暑い日差しが入ってくると室内の気温が上昇してしまいますが、庇があることで室内が涼しく快適に過ごせるでしょう。
また、紫外線による影響でフローリングや家具などが焼けてしまうのを防いでくれます。
冬場は太陽の位置が低いです。太陽の日差しを遮ることなく室内に差し込みます。
外壁の汚れを防ぐ
ふと外壁を見た時に、黒い筋上のもが付着してあるのを見た方もいるのではないでしょうか
これは、雨だれ(あまだれ)といい、埃や排気ガスなど空気中の汚れによるものです。
空気中の汚れがサッシ部分などに溜まります。
雨天時に雨によって押し出され、外壁をつたって落ちるため発生します。
庇が付いているとサッシに埃などの汚れが溜まりにくいため、外壁に汚れが付着しにくいのです。
庇の種類
庇の種類は2つあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
・陸庇
・腕木庇
陸庇(ろくひさし)
ここ数年の庇では、陸庇が主流です。
陸は「平」を表し、陸庇は下部に傾斜のない水平な形状が特徴です。
取り付けが簡単で、設置したい部分にビス留めをするタイプが多くあります。
また、構造上腕木庇よりも張り出し部分が少ないです。
上の部分も水平では水はけが悪いので、緩やかな傾斜が付いています。
腕木庇(うできひさし)
腕木庇は近年の建物には少なくなってきていますが、伝統工法を用いた手法のため和風建築には今でも取り付けられています。
柱や間柱に腕木を差し込み、板をかけるように取り付けします。
横から見ると三角形の形状に見えるのが特徴です。
腕木を取り付けることで、張り出し部分を大きくすることができます。
庇の素材
庇には様々な種類があり、素材によって印象が変わります。
主な庇の素材を紹介します。
・木材
・アルミニウム
・ガラス
・ガルバニウム鋼板
木材
木材を使用することで、温かみのある雰囲気を演出できます。
耐久性を高めるため、木材だけではなくアルミニウムやガルバニウム鋼板などの金属を加工して使用します。
アルミニウム
現在では、一般に使用されている多くの庇がアルミニウム製のものです。
デザイン性に優れ、重量が軽く、サビに強く加工もしやすいです。
ガラス
ガラスの庇は高い耐久性があるだけではなく、耐水性や耐風性にも優れています。
重量があるため、設置する部位には金属部材を使用します。
ガルバニウム鋼板
ガルバリウム鋼板は、サビや熱に強い素材です。
見た目がメタルな素材なので、モダン住宅に合いやすいです。
庇を設置する際の注意点
庇は構造物でないため設置が簡単ですが、以下のように注意しなければならない点もあります。
・DIY取り付けは意外に難しい
・夏場の日差しを基準に考える
・複数の業者に見積もりを出してもらう
DIY取り付けは意外に難しい
庇の多くはビス留めをします。
簡単な工具で設置できるため、建築の知識がない方でも庇を後付けできるメリットがあります。
しかし、DIYでの取り付けは避けた方が無難です。
その理由として、施工不良による庇の落下や雨漏りが発生する懸念があるからです。
庇を取り付けた後に雨漏りが発生した場合、防水施工がうまくいっていないか、ビス留めした際に外壁にひびが入ってしまった可能性が挙げられます。
また、しっかりと庇を設置していなければ、強風や台風の影響により落下してしまうこともあります。
夏場の日差しを基準に考える
庇は、日よけの効果が高いです。
設置する際には、日照角度を基準に考えることをおすすめします。
夏場の日照角度を考慮して設置しなければ、庇の効果が発揮されないからです。
複数の業者に見積もりを出してもらう
複数の業者に見積もりを出してもらうことで、相場がわかります。
適正価格を知ることで、適正価格より高い施工料金を要求されることを回避することができます。
また、工事内容も明確になるため、自分の希望に合った庇を設置ができるでしょう。
まとめ
庇は、玄関や窓などの建物の上部に付いている小さな屋根のことです。
雨や日差し・外壁の汚れから家を守ってくれます。
庇を設置する際は、施工不良による庇の落下や雨漏りを避けるためにもDIYを避け、業者に依頼することを検討しましょう。
*K*
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