スレート屋根の正しいメンテナンス方法とは?劣化症状や業者選びのコツも伝授!

投稿日:2024年6月15日  更新日:2024年7月2日

スレート屋根は紫外線や雨風で徐々に劣化してくるため、耐久性を保つためにはメンテナンスが重要です。
しかし、メンテナンスの方法やタイミングについて悩みを持っている人は多いです。
スレート屋根のメンテナンスを怠ると、さまざまなトラブルになって高額な費用と時間が掛かるので、適切な対処をしたいですよね。
そこで本記事では、スレート屋根の寿命を伸ばせられるように、適切なメンテナンス方法について解説します。

 

スレート屋根のメンテナンス方法とは

スレート屋根の正しいメンテナンス方法とは?劣化症状や業者選びのコツも伝授!

スレート屋根のメンテナンス方法は主に4つあります。

・ひび割れ補修
・棟板金の交換
・葺き替え
・塗装

 

ひび割れ補修

5年を目安に屋根材のひび割れ補修をおこないましょう。
多くの場合、急に大きなびひ割れが屋根にできるわけではなく、細かい傷が紫外線や雨風にさらされて広がってきます。
そのため、大きなひび割れになる前にコーキングや接着剤などで隙間を塞ぐと、被害が拡大せずに済みます。
定期的に補修をすると大きなひび割れを未然に防げるので、5年周期でおこなうようにしましょう。

 

棟板金の交換

15年を目安に屋根の頂上部分に設置されている棟板金の交換をしましょう。
棟板金は屋根の部材の中で最も風の影響を受けて、めくれやすい部分であるため交換が必要になります。
また、同じタイミングで棟板金の下地も腐食してくるので、同時に交換してもよいでしょう。

 

葺き替え

30年を目安に葺き替えか、重ね葺き(カバー工法)をおこないましょう。
葺き替えとは、既存の屋根をすべて剥がして新しい屋根にするメンテナンス方法です。
屋根だけを交換するのではなく、下地板や防水シートの交換補修もできるので、一度葺き替えをするとしばらくはトラブルの心配はありません。
しかし、工事が大掛かりなので、費用が高くなったり時間が掛かったりと、手間が掛かります。
一方、重ね葺き(カバー工法)は、既存の屋根の上に新しい屋根材を被せるメンテナンス方法です。
既存の屋根を撤去しないので、短納期で工事費用も安くなる点がメリットです。
しかし、屋根が二重になるため重ね葺きした数年後に葺き替えをすると、かえって工事費が高くなる場合があります。
葺き替えか重ね葺きかは、屋根の状態を見ながら判断しましょう。

 

塗装

スレート屋根の塗装は耐用年数の向上には関係なく、美観維持のためにおこなうと言われていますが、それは屋根の劣化によって変わります。
大きなひび割れがあったり雨漏りが進行しているなど、すでに屋根が劣化している場合は塗装をしても状況は改善されません。
しかし、色あせやコケ・カビが生えているなど屋根の劣化が初期の場合は、塗装をすると防水性が回復して耐用年数を伸ばせます。
そのため、塗装でスレート屋根の寿命を伸ばしたい人は、屋根の劣化状況を確認してからおこなってください。

 

当社の屋根塗装工事については「屋根塗装」をご覧ください。

 

 

スレート屋根の劣化症状

スレート屋根の正しいメンテナンス方法とは?劣化症状や業者選びのコツも伝授!

スレート屋根は環境の違いで劣化スピードが変わってくるので、劣化状況も確認しながらメンテナンスをしてください。
スレート屋根の劣化症状は以下の4つです。

・色あせ
・コケやカビ
・ひび割れや欠け
・反り

 

色あせ

色あせをしていると、塗膜が経年劣化している状態です。
塗膜は紫外線によって劣化しやすく、防水性が低下して水分を吸収しやすくなるので、雨漏りの原因になります。
スレート屋根の色あせは劣化症状としては初期段階なので、補修の緊急性は低いです。

 

コケやカビ

色あせが進行して雨水を吸収すると、湿度が高くなり、コケやカビが生えてきます。
コケやカビが生えると防水効果が薄れている証拠なので、雨漏りの原因になりますし、見た目が悪くなります。
特に、湿気が溜まりやすい日陰部分はコケやカビが発生しやすいので、注意が必要です。

 

ひび割れや欠け

ストレート屋根の防水性がなくなり水分を含んで膨張したり、晴れた日に乾燥して縮んだりを繰り返すと、歪が生じてひび割れや欠けが発生します。
ひび割れや欠けが発生している段階は、スレート屋根の劣化が進行している可能性が高くなっているので、早めに対処したほうがよいでしょう。

 

反り

ひび割れや欠けと同様に、水分を含んで膨張したり、晴れた日に乾燥して縮んだりを繰り返すと反りが発生します。
反りが起こると雨漏りの原因になるだけではなく、スレート屋根が飛ばされる危険性があるので注意が必要です。
スレート屋根に反りが現れると劣化がかなり進行しているサインなので、すぐに対処しましょう。

 

 

スレート屋根のメンテナンス業者を選ぶコツ

屋根から雨漏りする原因は?対処法や長持ちさせる方法を紹介

ストレート屋根のメンテナンス業者を選ぶコツは以下の3つです。

・口コミを確認する
・アフターフォローが充実しているか
・相見積もりをする

 

口コミを確認する

信頼できる業者かどうかは、口コミをみると判断できます。
口コミがよくない業者に工事を依頼すると、すぐに雨漏れが発生したり屋根の部材が落下したりという問題が起きる可能性が高いです。
ただし、業者のホームページには良い口コミしか記載されていない場合が多いので、公平な情報がある口コミ専用サイトで書き込みを確認しましょう。

 

アフターフォローが充実しているか

アフターフォローの保証がしっかりしているかで信頼できる業者か判断できます。
アフターフォローがしっかりしている業者は、技術力に自信がある証拠なので、しっかりとした補修をしてくれる可能性が高いです。
スレート屋根のメンテナンスを依頼する前に、どんなアフターフォローがあるか内容を確認しましょう。

 

相見積もりをする

複数の業者に相見積もりをとりましょう。
相見積もりで見積もりを比較すると、工事の適正相場を把握できたり、業者が無駄な作業をしていないかなどをチェックできます。
また、担当者の対応も比較できるので、信頼できる業者かの比較がしやすいです。
最低でも3社以上から見積もりをとると、正しく比較できるのでおすすめです。
相見積もりは手間や時間がかかるので省く人も多いですが、優良業者を高確率で見極められるよい方法なので、ぜひおこないましょう。

 

 

まとめ

スレート屋根のメンテナンスは、屋根の耐用年数と劣化症状を見ながらおこなう必要があるので、定期的な屋根の点検は重要です。
特に、台風や大雨、地震などの自然災害が起こった後は、スレート屋根に不具合が生じている場合があるので注意が必要です。
点検の費用を抑えようとして自分でおこなう人も多いですが、気が付きにくい小さなひび割れや傷を見逃す可能性があります。
また、屋根の点検は高所で危険なので、スレート屋根の点検は業者に依頼しましょう。

*K*

 

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