屋根材の種類とそれぞれのメリット•デメリットを徹底解説!

投稿日:2024年3月16日  更新日:2024年3月20日

「どの屋根材を使ったらいいのか?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
本記事では、屋根材の種類とそれぞれの特徴を紹介します。
屋根材の特徴を知ることで、最も適した屋根材が見つかれば幸いです。

 

 

屋根材の種類

屋根材の種類とそれぞれのメリット•デメリットを徹底解説!

屋根材材の種類は、主に7種類あります。それぞれの特徴を紹介します。

 

粘土瓦

粘土瓦は粘土を焼いて作った瓦で、メリットは5つあります。
・デザイン性が高い
・耐用年数が長い
・断熱性、防音性が高い
・通気性がいい
・塗装が必要ない

粘土瓦は、他の素材と比べると耐用年数が50年以上と長いです。
また、スレート系やセメント系の屋根材とは異なり、雨水が染み込んで劣化する心配がないので、塗装の必要が入らないのも魅力です。
粘土瓦は、夏場は暑さを防いで、室内を涼しく保ってくれます。
粘土瓦の素材は、構造上冷気を遮断してくれるため断熱性が高いです。
1年を通して、日本の寒暖の差が多い四季に合っている屋根材です。

 

次は、粘土瓦のデメリットを2つ紹介します。
・工事費が高い
・重いため耐震性が低い

粘土瓦は施工に手間がかかるため、初期費用が高いです。
近年、軽量化が進んでいますが、スレート瓦と比較すると重量があります。
新築への使用を考えている方は、設計の時点で業者に相談しましょう。
また、台風や地震の際に瓦が落ちて二次災害の危険性もあります。
強風や地震対策を強化したい方には、あまりおすすめしない屋根材です。

 

セメント瓦

セメント瓦はセメントと川砂を混ぜて作られた屋根材で、メリットは3つあります。
・価格が安く製造が簡単
・耐火性に優れている
・デザインが豊富にある

セメント瓦には可燃物が含まれていないため、火が燃え広がるスピードを緩めてくれます。
セメント瓦は、形を加工しやすいのが魅力の1つです。
和風に合うデザインや洋風の住宅にと、様々な形の瓦を製造できます。
また、カラーバリエーションも豊富です。

 

セメント瓦のデメリットは、4つです。
・耐用年数が短い
・重量があるため耐震性が低い
・塗装の必要がある
・現在ほとんど製造されていない

セメント瓦は、柔軟性がなく硬い特性があります。
厚みがあるので自然に割れることはありませんが、何かの衝撃が加わることで割れたり、ヒビが入ったりしてしまうのです。
また、粘土瓦と比べると防水性が低いため、表面の塗膜が剥がれてしまうと水分を吸収し劣化してしまいます。
メンテナンスを怠ってしまうと、瓦の表面にコケや汚れがつき割れて割れてしまいます。
古いタイプのセメント瓦は現在製造されていないため、1枚割れた部分のセメント瓦を見つけるのが難しい状況です。

 

スレート

スレートには、天然スレートと化粧スレートの2種類があります。

〈天然スレート〉
天然スレートは、天然の鉱山物の粘板岩を約5㎜の薄さに板状にした屋根材です。
古くからヨーロッパの屋根材として使用されています。
耐久性が高くデザイン性にも優れていますが、日本ではあまり使用されていないため価格が高いです。

〈化粧スレート〉
化粧スレートは、セメントと繊維を材料に作られた薄い板状です。
化粧スレートのメリットは、3つあります。
・工事価格が安い
・耐震性が高い
・工事ができる業者が多い

化粧スレートは軽量で施工費用が安く、カラーバリエーションも豊富で人気のある屋根材です。
建物は屋根が軽ければ建物自体の重心も低くなるため、地震が発生した際に揺れが少なくてすみます。
揺れが少なければ、崩壊のリスクや2次災害のリスクも減少します。

 

化粧スレートのデメリットは、2つあります。
・割れやすい
・塗装が必要

素材が薄く軽量といったメリットがあるものの、逆に強度が保てません。
衝撃や劣化によりヒビが入ったり塗膜がはがれることがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
化粧スレートに使用されている素材はセメントです。
日当たりの悪かったり、湿気の多い場所では、コケやカビが生えるリスクが高まります。
セメントは湿気を吸いやすいため、凍結のある冷寒地帯にはおすすめできません。

 

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、メッキ加工した金属板です。
ガルバリウム鋼板の表面は、アルミニウム55%、亜鉛34%、シリコン1.6%で構成されています。
ガルバリウム鋼板のメリットは、4つです。
・サビに強い
・軽量で耐震性が高い
・防水性が高い
・耐風性に優れている

ガルバリウム鋼板は、亜鉛の防食作用とアルミニウムの耐食性サビに強く、防水性も備えています。
重量は粘土瓦の6分の1と軽量で、トタンと比べると耐震性が高いです。

 

次に、デメリットを2つ紹介します。
・衝撃に弱い
・費用が高い

ガルバリウム鋼板は外部からの衝撃に弱く、サッカーボールが当たってしまうと凹むことがあります。
また、化粧スレートやアスファルトシングルと比較すると材料費が高いです。
ガルバリウム鋼板は、サビに強いとはいえ永久にサビないわけではありません。
目安として、1年に1度の水洗いや5年に1度の点検、10年おきに再塗装が必要です。

 

ジンカリウム鋼板

ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板と同様の素材に表面をストーンチップでコーティングした屋根材です。
ストーンチップ鋼板や石粒つき鋼板とも呼ばれています。

ジンカリウム鋼板のメリットを4つ見ていきましょう。
・耐久性が高い
・塗り替えのメンテナンスが不要
・断熱性が高い
・防音性に優れている

表面をストーンチップでコーティングしてあるため、傷がつきにくく、紫外線にも強いです。
製品にもよりますが、ストーンチップには天然石が使われているため、ほとんど色あせをしません。
そのため、塗り替えのメンテナンスの必要がありません。
また、表面を覆っているストーンチップは熱の伝達を防ぐ効果があるため、断熱性が高いです。
スレートの瓦よりも軽量なため住宅への影響が少なく、耐震性にも優れています。

 

ジンカリウム鋼板のデメリットを2つ紹介します。
・費用が高い
・石粒が剥がれ落ちる

ジンカリウム鋼板のデメリットは、費用が高いことです。
ほとんどの製品は海外製のため、代理店経由の購入になりコストが高くなってしまいます。
また、表面をコーティングしてある石粒が剥がれ落ちることがあります。
石粒のはげやうき棟、釘のゆるみがある時にはメンテナンスが必要です。

 

アスファルトシングル

アスファルトシングルは、ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に石を吹き付けた屋根材です。
北米で100年以上も前から使用されていて、複雑な屋根の形でも屋根で施工しやすい魅力があります。
アスファルトシングルのメリットを2つ紹介します。
・柔らかい
・防水性・防音性に優れている

アスファルトシングルは、瓦やスレートのように硬くありません。
そのため、割れにくく、また、金属材の屋根材のようにサビにくいです。
表面をコーティングしているストーンチップは、衝撃材の役目もします。

 

次に、アスファルトシングルのデメリットを3つ紹介します。
・施工できる業者が少ない
・強風に弱い
・石粒がはがれる

日本ではまだ普及していないため、施工できる業者が少ないです。
アスファルトシングルの施工には、専用のセメント系の接着剤や釘、タッカーを使用します。
セメントの塗布量や圧着作業が不十分だと、強風が通過した後に剥がれてしまう可能性が高いです。
アスファルトシングルは薄く柔らかいため、反ってしまったり、剝がれ落ちることもあります。
また表面をコーティングしてあるストーンチップは、経年劣化とともに剥がれ落ちる可能性が高くなるため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

トタン

トタンは、薄い鉄板に表面を亜鉛メッキでコーティングした金属板で、メリットは2つあります。
・価格が安い
・耐震性が強い

トタンは、材料費が低価格な上に、施工方法もシンプルなので人件費を抑えられるのが魅力です。
トタンの重量は粘土瓦の1/10と軽量で、耐震性にも優れています。
軽量なため住宅への負担を軽減でき、地震で揺れても建物への負担が掛かりません。

 

トタンのデメリットは、2つです。
・メンテナンスしていないとサビてしまう
・遮音性・遮断性が低い

亜鉛や塗膜の表面のコーティング材がはがれると、劣化や傷が付きやすくなります。
サビをそのまま放置してしまうとサビが広がり、そこから穴が空いてしまう可能性が高いです。
建物の構造によっても異なりますが、基本的にトタン屋根は下地に直接打ちのため、雨が打ち受ける雨音が響きます。
また、トタンは薄い鉄板なので熱を吸収しやすく、夏場は暑く冬場は寒いです。
近年では、より耐久性に優れている安い屋根材のガルバリウム鋼板やスレートが多く使われていて、トタンの使用はほとんど使用されていません。

 

 

まとめ

屋根材は種類が多いです。
屋根材と屋根形状の相性もあるので、自分で調べるだけではわからないところもあります。
業者に相談することで、相性のいいパターンを提案してもらえるメリットがあります。

*K*

 

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