シート防水ってどんな工事?施工法やメリットなども解説!
投稿日:2023年11月26日 更新日:2023年12月29日
防水工事には、シート防水という工法もあります。
シート防水は、どんな特徴のある防水工事なのでしょうか?
この記事では、シート防水の施工法やメリット・デメリットなどを解説します。
シート防水以外の工事との違いについてもご紹介するので、最後まで記事をチェックして下さいね!
シート防水とは?
シート防水は、塩ビや合成ゴムのシートを防水材とする防水工事のことです。
シートはかなり長いものを利用するので、広い面積を一度に施工することが可能です。
屋上など、ウレタン防水などの手作業の防水工事が難しい場所などでも、一気に施工できるのが魅力です。
シート防水に使用される防水シートは、工場などで大量生産されているものなので、価格がリーズナブルなのもシート防水の特徴です。
価格は、塩ビのシートよりもゴムシートのほうが安いですが、耐用年数は塩ビシートのほうが長いです。
弊社では、各種の防水工事に対応しているので、シート防水のご用命もお気軽にご相談下さい。
シート防水の施工法は?
シート防水には、密着工法と機械固定法の2種類の施工方法があります。
それぞれの施工方法の特徴と手順について、以下で解説します。
密着工法
密着工法は、防水シートを下地に直接貼り付ける工法です。
機械保定法と違って機械を使用しないため、ベランダなどの狭い場所でも施工できます。
密着工法の手順は、以下の通りです。
- 1.下地の高圧洗浄
- 2.ケレンなど下地の処理
- 3.下塗り(接着材)
- 4.防水シートを貼る
- 5.モップやローラーでシートを押さえて密着させる
- 6.シートの継ぎ目を接着する
- 7.立ち上がり部分にもシートを貼る
- 8.隙間をコーキング材で接着していく
シート防水は、複数のシートを接着して一枚のシートとして防水するので、継ぎ目や隙間の処理はとても大事です。
機械固定工法
機械固定法は、シート防水専用の機械を使用して防水シートを貼り付ける工法です。
密着工法のように、防水シートを下地に貼り付けるのではなく、シートの一部が浮いた状態になります。
また水蒸気を逃すためのディスク盤を設置するので、通気性を確保できます。
機械固定工法は、以下の手順で行います。
- 1.へこみのある部分の補修など、下地処理を行う
- 2.湿気を逃すための絶縁用シート(通気緩衝シート)を敷く
- 3.固定用金具(ディスク盤)を取り付ける
- 4.防水シートを敷き、接着させていく
- 5.施工箇所の隅や排水溝の周りに、水が入らないようにするための成形役物を固定する
- 6.シートの継ぎ目を接着する
密着工法も機械固定工法も、下地の状態をあまり選ばないのがポイントです。
シート防水のメリット
シート防水のメリットには、以下のものがあります。
別の防水工事を行った場所にも施工可能
シート防水は、下地に別の防水工事を行っていても、施工することができます。
防水工事によっては、別の防水工事を行っていた場合、防水層を完全に撤去する必要がある場合もあります。
シート防水の場合は、凹凸などがない限りは、下地の状態を細かく確認する必要がないので、下地処理にかかる時間が他の防水工事より短いメリットがあります。
既製品を貼るだけなので品質差が生じにくい
シート防水は、既製品の塩ビシートかゴムシートを貼るだけのシンプルな工事なので、品質差が生じにくいのもメリットです。
ウレタン防水やFRP防水の場合、防水材を手作業で塗布するので、塗りムラができる可能性があります。
シート防水の場合は、すでに防水材が均一なシートになっているので、その心配がありません。
シートを貼るので凹凸が発生しない
シート防水はシートを貼るという施工方法なので、凹凸が発生しないのもメリットです。
樹脂を塗布するウレタン防水やFRP防水の場合、うまく塗布しなければ凹凸ができてしまいます。
凹凸ができると、そこから防水材が劣化し、雨漏りなどの可能性が高くなってしまいます。
シート防水のデメリット
シート防水のデメリットには、以下のものがあります。
亀裂などが起こった場合に大規模な補修が必要になる
シート防水は、シートのつなぎ目なども接着して全てのシートが一体化した工法です。
そのため、一箇所でも亀裂が入ったりすると、大規模な補修が必要になってしまいます。
複雑な形状の場所には施工できない
シート防水は、大きなシートをつなぎ合わせる施工なので、複雑な場所の施工には向いていません。
機械固定工法の場合は、ベランダなどの狭い場所での施工も不向きです。
シート防水と他の防水工事の違い
シート防水と他の防水工事の違いについて、以下にまとめました。
ウレタン防水との違い
ウレタン防水は、液状のウレタン樹脂を塗布する防水工事です。
シート防水がシート状なのに対して、ウレタン防水は液状であることが違います。
ウレタン防水は、液状なので、シート防水とは違って複雑な形の場所でも施工可能です。
ウレタン防水については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
FRP防水との違い
FRP防水は、プラスチック樹脂とガラスマットを使用する防水工事です。
ガラスマットを敷くところはシート防水と似ていますが、プラスチック樹脂を塗布するのはウレタン防水に似ています。
ただFRP防水は、シート防水のように広い場所への施工は不向きです。
また、シート防水とは違って、形が少し複雑な場所でも施工可能です。
弊社で施工させて頂いたFRP防水の工事の様子は、こちらからご確認いただけます。
アスファルト防水との違い
アスファルト防水は、ルーフィングシートをアスファルトを溶かして接着させる工法なので、シートを貼るという部分では似ています。
ただ接着材にアスファルトを使用するというところが違います。
アスファルト防水は1900年代の始めに始まった歴史の古い防水工事で、高い防水効果が認められています。
ただ、アスファルトを溶かすときににおいがするのがデメリットです。
それぞれの防水工事の特徴について紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。
シート防水はシートを使ったリーズナブルな防水工事!
シート防水についてご紹介してきました。
シート防水は、塩ビや合成ゴムなどのシートを貼り合わせて一枚のシート状にして防水層を作る防水工事です。
密着工法と機械固定工法があり、密着工法は狭い場所での施工も可能です。
弊社では、それぞれの施工箇所に合わせた防水工事のご提案が可能ですので、お気軽にご相談下さい。
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