足場って何のために必要?足場の種類にはどんなものがある?
投稿日:2023年11月4日 更新日:2023年12月29日
外壁塗装や屋根塗装では、必ず足場が設置されます。
足場は何のために必要なのでしょうか?
この記事では、外壁塗装や屋根塗装の現場での足場の必要性や足場の種類などについて詳しく解説します。
足場設置時の注意点についてもご紹介するので、最後まで記事をチェックして下さいね!
足場って?
足場というのは、外壁塗装や屋根塗装の現場に設置される、塗装の際に職人の足がかりとなる場のことです。
建物全体を覆うように、金属製のパイプなどが組み立てられます。
足場はメッシュのシートで覆われ、作業で出る粉塵や水などが飛び散らないようにも配慮されています。
建物全体を覆うほどの大きさなので圧迫感はありますが、次項で紹介するように、足場の設置は外壁塗装や屋根塗装の現場では必ず必要なものです。
弊社で施工させていただいた足場の設置の様子は、こちらからご確認いただけます。
足場はなぜ必要?
まずは足場の設置が必要な理由について見ていきましょう。塗装の現場で足場が必要な理由には、以下のものがあります。
法律で決まっている
外壁塗装や屋根塗装の現場で足場を設置することは、法律でも定められています。
労働安全衛生規則の第518条で「事業者は、作業床の端・開口部を除く高さ2メートル以上で作業を行う際、足場設置などの方法で作業床を設けなければならない。」と制定されています。
外壁や屋根の塗装では高さ2メートルを超える場所での作業が行われることが多く、法律上、足場の設置が必要です。
施主様やご近所様の安全のため
足場の設置が行われていることで、資材なども安全に高所に運ぶことができます。
もし足場がなければ、資材などを運ぶ際に落下するなどのリスクも高くなり、施主様はじめ、ご近所様にもご迷惑がかかることがあります。
施主様、ご近所様の安全のためにも、足場の設置は必ず行われています。
また弊社では、工事が始まる前にご近所様へのご挨拶も行わせていただき、作業内容や足場についての説明も丁寧に行わせていただいております。
職人の安全のため
足場を設置する理由には、職人の安全を確保するという意味も大きいです。
足場がなければ、職人は不安定な場所で作業を行わなければなりません。
作業に集中している状態で足場がなければ、突発的な事故などが起こる可能性も高くなってしまいます。
水や粉塵などの飛び散りを防ぐ
設置された足場には、足場を覆うようにメッシュのシートがかけられます。
このメッシュのシートは、作業時に発生する水や粉塵などの飛び散りを防ぐ役割があります。
足場を設置することによって、ご近所様に高圧洗浄時の水や埃などが飛び散り、ご迷惑がかからないようにします。
職人がスキルを最大限発揮できるため
不安定な足下では、職人が自分の持てるスキルを発揮することができません。
足場があれば、安全にしっかりと職人も自分のスキルを発揮できます。
そのため、塗装の仕上がりにも大きく影響します。
足場の種類
足場の種類についても見ていきましょう。
足場には、大きく分けて以下の種類があります。
吊り足場
吊り足場は、地面から組み立てていく通常の足場とは異なり、上から吊り下げて作業床を作る足場のことです。
高層ビルや橋梁工事など、大きな工事現場で使用されることが多いです。
くさび緊結式足場
くさび緊結式足場は、鉄パイプ(銅管)を支柱とし、くさびをハンマーで打ち込んで組み立てていく足場のことです。
外壁塗装や屋根塗装の現場でもよく使われています。
くさびを打ち込む際に大きな音がすることがあります。
弊社で施工させていただいたくさび緊結式足場は、こちらからご確認いただけます。
単管(鋼管)足場
単管(鋼管)足場は古くから利用されている手法の足場で、直径48.6mmの鉄パイプのような単管を金具で留めて設置します。
不均一な形状の建物にも対応できるので、複雑な形の建造物の工事で設置されることも多いです。
移動式足場(ローリングタワー)
移動式足場はローリングタワーとも呼ばれ、脚輪がついているので、文字通り移動させることができる足場です。
工事の途中で足場の移動が必要な現場などで設置されています。
枠組み(ビティ)足場
鳥居型建枠と筋交い・鋼製布板・ジャッキベースなどで構成された足場で、とても頑丈なので、ビルなどの建設現場で使用されることが多いです。
組み立て・解体が簡単で、古くから使用されてきた足場の1つです。
足場設置時の注意点
外壁塗装や屋根塗装で足場が設置されている場合は、以下の点に注意しましょう。
洗濯物が干せないときがある
足場を設置していると、洗濯物が干せないことがあります。
洗濯物が干せないのは、高圧洗浄や塗装などを行っている時で、高圧洗浄の汚水や塗料が洗濯物に飛び散ってしまう可能性があるからです。
基本的に工事作業中は洗濯物が干せませんが、作業がお休みの日は、足場が設置してあっても洗濯物を干すことができます。
大きな音がすることがある
足場を組み立てる際には、ハンマーでくさびを打ち込むので、大きな音がすることがあります。
また足場を解体する際にも、大きな音がします。
足場の設置・解体ほどではないですが、高圧洗浄や吹き付け塗装を行う際にも音がします。
弊社では工事の日程や作業内容について、施主様はもちろん、ご近所様にもご理解頂けるように説明いたしますので、ご安心下さい。
採光性が落ちる
足場が設置されている間は、メッシュのシートもかぶせられているので、お部屋の採光性が落ちてしまいます。
そのため、場合によっては昼間でもお部屋の電気を付ける必要がある場合もあります。
大型家具の搬入・搬出はできないことも
足場は玄関の周囲にも設置されるので、大型家具の搬入や搬出ができないことがあります。
大型家具の搬入や搬出は、足場の設置前か解体後に行うのがおすすめです。
足場の設置は塗装現場の安全のために必須のもの!
外壁塗装や屋根塗装の際に設置される足場についてご紹介してきました。
足場にはさまざまな種類のものがありますが、外壁塗装や屋根塗装の現場で使用されるのは、くさび緊結式足場が多いです。
くさび緊結式足場は、設置時、解体時に大きな音がするデメリットがあります。
弊社では、事前にご近所様にご挨拶をさせて頂き、工事の内容や考えられるデメリットについて丁寧に説明させて頂きますので、ご安心下さい。
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