塗装工事はなぜ3度塗る?3度塗りの目的や2度塗りではダメな理由を調査!
投稿日:2023年10月3日 更新日:2023年12月29日
外壁塗装や屋根塗装の工事では、塗料は3回に塗るのが基本になっています。
なぜ塗装工事では、3度塗りを行うのでしょうか?
この記事では、外壁塗装や屋根塗装で3度塗りを行う理由について、詳しく解説します。
また、2度塗りではダメな理由についてもお伝えするので、最後まで記事をチェックして下さいね!
3度塗りとは?
3度塗りというのは、外壁塗装や屋根塗装で行う下塗り・中塗り・上塗りのことです。
外壁塗装では、この3度塗りが塗装工事の基本となっています。
それぞれの塗装について、ご紹介します。
下塗りとは
下塗りというのは、高圧洗浄を行い、下地の補修・調整を行った後、下地にに塗料を塗ることです。
下塗りは、中塗りの塗料をしっかり密着させる役割を担っています。
下塗りの塗料はプライマーとも呼ばれていて、錆び止めなど、効果が付与されているものもあります。
下塗りは下地の吸い込みが激しい場合、1度ではなく、2度、3度と塗布することがあります。
下塗りについて詳しく紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。
中塗りとは
中塗りというのは、下塗りの上から塗料を塗ることです。
中塗りは上塗りと同じ塗料を塗布するので、上塗り1回目と工程表に書かれることもあります。
中塗りは、上塗りの塗料をしっかり密着させ、仕上がりを綺麗にするために行われるものです。
外壁塗装や屋根塗装における中塗りについての解説は、こちらで詳しく確認できます。
上塗りとは
外壁塗装や屋根塗装の上塗りは、中塗りの上から塗装することで、仕上げの塗装になります。
中塗りの段階ではムラが残っている場合も、上塗りを行うことでムラはなくなり、塗装した箇所には艶もでてきます。
外壁塗装の上塗りを行う理由については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
3度塗りを行う理由
3度塗りを行う理由についても見ていきましょう。
外壁塗装や屋根塗装では、なぜ3度塗りを行うのでしょうか?
塗膜を厚くして塗料がすぐに剥がれないようにするため
塗料は3度塗りを行うことによって、塗膜が厚くなり、カタログにある耐用年数まで塗装が持つようになります。
塗料を塗って乾燥させ、さらに上から塗料を塗って乾燥させる工程を繰り返すことで、塗膜を厚くします。
3階に分けて塗料を塗布することで、塗膜の厚みが確保できます。
外壁や屋根は塗膜の厚みよって守られるので、少ない回数だとすぐに塗装が剥がれる可能性があります。
塗りムラ・塗り残しを防ぐため
3度塗りを行うことの理由には、塗りムラ・塗り残しを防ぐためということもあります。
中塗りの段階では、塗りムラや塗り残しが残っていることが多いです。
仕上げの上塗りを行うことによってムラがなくなり、塗り残しを防ぐこともできます。
塗りムラや塗り残しは、お住まいの美観にも影響するので、なくすことが必要です。
2度塗りではダメ?
外壁塗装や屋根塗装は3度塗りが基本ですが、2度塗りではダメなのでしょうか?
2度塗りではダメな理由は、以下の通りです。
塗膜の厚みが足りないので、カタログ通りの性能を発揮できない
2度塗りの場合、3度塗りよりも塗膜の厚みが薄くなってしまいます。
塗膜の厚みが薄くなるということは、3度塗りよりも耐久性が低くなるということです。
塗料には耐用年数が記載されていますが、これは3度塗りを行った場合の耐用年数です。
そのため、3度塗りが必要な塗料で2度塗りしか行わないと、耐用年数まで持たずに塗料が剥がれてくる可能性があります。
また1回の塗装で塗料を厚く塗るから大丈夫という業者もいますが、そういう指定の塗料でない場合、塗料が乾燥すると小さな穴がたくさんできてしまいます。
この穴から雨水などが入り込み、塗装が長持ちせず、剥がれやすくなってしまうこともあるのです。
塗りムラ・塗り残しができてしまう
3度塗りを行わず、2度塗りだけだと、塗装に塗りムラ・塗り残しができてしまいます。
塗料は重ねて塗ることで、ムラがなくなり、塗り残しも防ぐことができます。
仕上がりを美しくするためにも、2度塗りではなく3度塗りが必要です。
3度塗りをしない例外とは?
外壁塗装・屋根塗装は3度塗りが基本ですが、実は例外もあります。
例外は、塗料が2度塗りを指定している場合です。
一部の塗料ではありますが、3度塗りではなく2度塗りを指定しているものがあります。
この場合は、2度塗りでも大丈夫です。
塗装を行う際には業者が塗料についても説明するはずなので、塗料がどのような指定になっているのかは確認しておきましょう。
もしも業者が3度塗りを行っているか不安な場合は、中塗りの塗料の色を変えてもらい、分かりやすくしてもらうという方法もあります。
4度や5度塗りのほうが質が良い?
塗料は重ねて塗ったほうが良いなら、3度塗りよりも4度塗りや5度塗りのほうが良いのではと思う人もいるかもしれません。
下地の状況によっては、下塗りを何度も行うこともあるので、3度塗りとはいっても、4度塗り・5度塗りになっていることもあります。
ただ、中塗りや上塗りを何度も行ったからといって、塗装が耐用年数以上に長持ちするということはありません。
塗料の量が増えればその分料金も高くなるので、基本的には塗料が指定する通りに施工するのが基本です。
ただ、職人の判断で、もう一度塗ったほうが良いと考えられる場合には、追加の塗装を行うこともあります。
弊社では、2度塗りで大丈夫な塗料でも、状態を確認して必要なら3度塗りを行っています。
塗装工事は3度塗りが基本だが、例外もあり!
外壁塗装や屋根塗装の3度塗りの必要性についてご紹介してきました。
外壁塗装や屋根塗装で3度塗りが基本となっているのは、塗料の性能を発揮させるためということの他に、塗りムラや塗り残しをなくすためという理由があります。
ただ塗料によっては、2度塗りで大丈夫というものもあるので、施工の際に業者に確認しましょう。
弊社では、塗料に3度塗りの指定がある場合は、必ず3度塗りをするなど、塗料の指定する施工法を守って塗装を行っています。
日々の施工の様子はLINEでもご報告させて頂いておりますので、安心してお任せ下さい!
#Y#
千葉県千葉市の外壁塗装・屋根塗装・防水リフォーム専門店
株式会社四葉建装
https://chiba-gaiheki.com/
住所:千葉県四街道市めいわ2-6-10
営業時間:9:00〜18:00 木曜定休
お問い合わせ窓口:0120-262-035
(電話受付時間 9:00〜17:30)
対応エリア:千葉市・四街道市、他
★ 地元のお客様の施工実績多数掲載!
施工実績 https://chiba-gaiheki.com/case/
お客様の声 https://chiba-gaiheki.com/voice/
★ 塗装工事っていくらくらいなの?見積りだけでもいいのかな?
➡一級塗装技能士の屋根、外壁の無料点検をご利用ください!
無理な営業等は一切行っておりません!
外壁屋根無料診断 https://chiba-gaiheki.com/inspection/
★色を塗る前にシミュレーションしたい、塗装以外の工事方法はないの? どんな塗料がいいの? 業者はどうやって選べばいいの?
➡ どんなご質問でもお気軽にお問い合わせください!
お問い合わせ https://chiba-gaiheki.com/contact/