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養生といえば、台風の前にガラスが割れないようににテープを貼ったりする作業を思い出す人もいるかもしれません。

 

実は養生というのは、外壁塗装ではとても大切な作業の1つです。

 

外壁塗装では、どのような作業を養生と言うのでしょうか？

 

この記事では、養生の役割やポイントについて詳しく解説しますので、最後まで記事をチェックしてくださいね！

 

養生って？

 

養生という言葉には、「衛生を守り、健康の増進に心がけること」、「病気を治すように努めること」などの意味があります。

 

外壁塗装などの建築の現場では、破損防止や汚れ防止のために行う作業のことを言います。

 

また、引っ越しなどの現場でも養生という言葉は使われていて、荷物を運ぶ際に周囲を傷つけたり汚したりしないように保護することを指します。

 

養生の役割は？

 

養生の役割について詳しく見ていきましょう。外壁塗装における養生には、大きく分けて2つの役割があります。それぞれの役割について解説します。

 

1）コンクリートやモルタルの乾燥までの保護

外壁塗装における養生の役割の1つとして、コンクリートやモルタルなど、乾燥を必要とする素材を保護するというものがあります。

 

コンクリートは、セメントに砂と砂利、水を混ぜて作られる素材で、時間が経てば固まったり接着したりします。

 

モルタルは、セメントに水と砂をまぜて作られる素材で、レンガの接着や外壁にそのまま塗るなどして使用されます。

 

どちらも固まるまでに時間がかかるという特性があり、固まる前に圧力がかかってしまうと、変形してしまいます。

 

また、どちらの素材も、固まるまでに決められた温度を保たなければ、強度の発現が遅れたり、ひび割れが起こったりしてしまうのです。

 

そのため、素材が硬化するまでの間は、養生を行い保護します。

 

コンクリートの養生には、水を張るものから、シートで覆うものまで、さまざまな方法があります。

 

2）塗装部の周囲に塗料が飛び散らないように保護する

 

外壁塗装の際の養生の役割には、塗装部の周囲に塗料が飛び散らないように保護するというものもあります。

 

また、車や隣の家などにも塗装が飛び散らないように、広範囲にわたってビニールなどで養生することも。

 

さらに、シーリング施工などの場合も、余剰テープで塗装範囲を囲み、塗装部以外にシーリング材が付着しないように養生します。

 

養生に使用する道具

 

 

養生に使用する道具についても見ていきましょう。外壁塗装の養生では、養生する場所や素材によって、使用する道具も異なります。要図上に使用する道具には、以下のようなものがあります。

 

1）養生テープ

外壁塗装以外でもよく目にする養生の道具が養生テープです。養生テープは、ガムテープやクラフトテープのような形状をしていますが、粘着力が他のテープよりも弱いという特徴があります。

 

養生テープは、あくまでも塗装している間、塗装部以外を保護するだけの目的なので、塗装が終われば剥がす必要があります。

 

接着力が強すぎるガムテープなどでは、塗料も一緒に剥がれてしまう可能性もあります。

 

そのため、養生用のテープは、粘着力が弱めになっています。

 

台風などの時にガラスに貼る目的で使用する養生テープも、剥がすときにガラスに跡が残らないよう、粘着力は弱めに作られています。

 

2）養生シート

養生シートは、養生テープよりも広範囲を保護するために使用するもので、さまざまなタイプのものがあります。

 

足場全体を覆うメッシュのシートもあれば、塗装部周辺を広範囲に覆うことができるビニール製のシート、ベランダなどの養生に使用される塩ビシートなどもあります。

 

弊社の足場に設置したメッシュのシートについては、こちらの記事でも紹介しています。

 

養生する素材や範囲、形状などによって、養生シートは使い分けられています。

 

養生のポイントは？

 

養生のポイントについても具体的に見ていきましょう。

 

1）ビニール養生のポイント

 

まずはビニール養生です。

 

ビニール養生は、このようにして塗装部以外を広範囲にビニールで覆います。

 

エアコンの室外機などもすっぽりとビニールで養生します。

 

足下などは丈夫なブルーシートで養生しています。

 

 

ビニール養生は、広い範囲だけではなく、外壁に取り付けられた付帯部にも行われます。

 

ビニールは扱いやすい素材なので、小さな設備周りもしっかりと養生することができます。

 

弊社のビニール養生について紹介した記事は、こちらかがご確認いただけます。

 

2）テープ養生のポイント

 

テープ養生は、主にシーリング施工を行う際に行われることが多いです。

 

上記の写真のように、テープ養生には、シーリング材を充填する際、充填箇所以外の場所にシーリング材がはみ出ないようにする役割があります。

 

テープの貼り方次第では、仕上がりに差が出てしまうので、かなり技術のいる仕事です。

 

 

シーリング施工の際のテープ養生は、養生テープの粘着力によっても仕上がりに差が出てきます。

 

養生テープの選び方も、施工を綺麗に仕上げるための条件になります。

 

弊社の養生テープを使ったシーリング施工に関する記事は、こちらからご確認いただけます。

 

養生は外壁塗装の仕上がりを左右する重要な工程！

 

外壁塗装における養生について紹介してきました。

 

外壁塗装では、周囲への汚損を防ぐためやコンクリートなどが硬化するまで保護するなどの役割で養生を行います。

 

外壁塗装は、養生の仕方によって仕上がりの美しさが異なることも多いため、大切な工程です。

 

弊社では、養生はもちろん、高圧洗浄、下地処理など、実際の塗装までの準備にも力を入れています。

 

外壁塗装・屋根塗装をお考えの際は、ぜひ弊社の屋根・外壁の無料診断をご利用ください！

 

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