屋根の棟板金は10年に一度のチェックが必要?釘が抜ける?

投稿日:2023年1月15日  更新日:2023年12月29日

屋根には棟板金という大切なパーツがあります。

 

実は棟板金は、10年に一度程度のチェックが必要なのです。

 

棟板金のチェックが10年に一度必要な理由は、釘が抜けるからなのだとか。

 

棟板金の釘は、なぜ抜けてしまうのでしょうか?

 

この記事では、屋根の棟板金の役割やメンテナンスが必要な理由、修理や補修の費用などについて紹介しますので、最後まで記事をチェックしてください!

 

 

屋根の棟板金とは?

屋根の棟板金は10年に一度のチェックが必要?釘が抜ける?(1)

まずは屋根の棟板金がどのようなものかについて解説しましょう。

 

屋根の棟板金というのは、屋根の頂点にある板金のことで、スレート屋根や金属屋根などで使用されています。

 

屋根の頂点にかぶせられた板金は、横から釘で打ち付けられています。

 

棟板金は「むねばんきん」と呼ばれることが多いですが、「とうばんきん」と呼ばれることもあります。

 

棟板金の下には、下地材として2本の板が平行状態で取り付けられています。

 

 

屋根の棟板金の役割

屋根の棟板金は10年に一度のチェックが必要?釘が抜ける?(2)

 

続いては、棟板金の役割についても見ていきましょう。

 

屋根の棟板金は、屋根から建物の中へ雨水が浸入するのを防ぐ役割を果たしています。

 

もし屋根の棟板金がなければ、屋根が雨水による影響をダイレクトに受け、劣化が進む原因となります。

 

雨漏りは家全体の劣化にも繋がるので、屋根だけではなく、他の箇所も傷みが早くなってしまうのです。

 

屋根は雨水の影響を最も受けやすい部分なので、棟板金によって雨水をしっかり防ぐことが大切です。

 

屋根の棟板金は築10年で釘が抜ける?

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屋根の棟板金は、10年程度で釘が抜けてしまうと言われています。棟板金の釘が抜けてしまう現象について、詳しく調べてみました。

 

釘が抜けてしまう大きな原因は金属の熱膨張

 

屋根の棟板金は、たとえ新築で建てた家であっても、7〜10年で釘が抜けてしまうか、浮いてきてしまうとのこと。

 

先ほども紹介しましたが、棟板金は、板金を横から釘で打つことによって固定しています。

 

しかしその釘は、ほぼどの家も例外なく、7〜10年程度で抜けてしまいます。

 

屋根の棟板金が抜けてしまう理由は、熱による棟板金の膨張です。

 

棟板金を使用している屋根は、金属屋根やスレート屋根なので、太陽の熱を浴びることによって金属による膨張が起こりやすいです。

 

そして、夜になって外気が冷えてくるとまた縮むということを繰り返します。

 

何年もの間、膨張と収縮を繰り返すことによって、施工したときにはしっかりと刺さっていた釘も浮いてきてしまい、最終的に抜けてしまうのです。

 

棟板金が劣化しにくいようにするためには、ガルバリウム鋼板の屋根材を使用するのもおすすめです。

 

ガルバリウム鋼板はサビに強く、トタンに比べると3倍〜6倍の耐久性があります。

 

弊社のガルバリウム鋼板の屋根材について紹介した記事は、こちらからご確認いただけます。

 

屋根の棟板金の釘が抜けるで起こる現象

 

屋根の棟板金の釘が抜けてしまうことによって、さまざまな劣化現象が起こってしまいます。屋根の棟板金が抜けてしまうことによって起こる現象を以下にまとめました。

 

(1)貫板が腐食してしまう

 

屋根の棟板金の釘が抜けてしまうことによって、棟板金を固定していた貫板が腐食してしまう可能性があります。

 

貫板は、棟板金があることによって雨水に直接晒されずに済んでいましたが、棟板金の釘が抜けたことによって、隙間から雨水が浸入して貫板をぬらし、最終的に腐ってしまうのです。

 

貫板が腐食するまで放置してしまうと、棟板金の釘を打ち直すだけでは済まず、貫板の交換も必要になってしまいます。

 

屋根の棟板金の釘が抜ける前、もしくは抜けて早めに対処すれば、貫板まで交換する必要はありません。

 

(2)棟板金が風で飛ばされてしまうことも

 

屋根の棟板金を固定していた釘が抜けてしまうと、棟板金が風で飛ばされてしまうこともあります。

 

棟板金は金属でとがっている部分もあるため、風で飛ばされてしまえば大変危険です。

 

もしも人に飛んできた棟板金が当たった場合、怪我をしてしまう可能性もあるでしょう。

 

棟板金が風で飛ばされてしまうほどに劣化するのは15年程度と言われていますが、それよりも前に対処することが必要です。

 

また、棟板金が飛ばされてしまうと、貫板の腐食も早まってしまいます。

 

家全体の傷みにも繋がりますので、棟板金の釘が抜けた際には早めの対処が必要です。

 

屋根の棟板金の工事の流れ

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実際に棟板金の修理や補修の工事をする際には、どのような手順で行うのでしょうか?棟板金の工事の手順について解説します。

 

棟板金を固定していた釘が完全に抜け落ちてしまっていた場合は、抜け落ちた釘、もしくは新しい釘を棟板金に打ち込みます。

 

さらに、上からシーリング材で蓋をすることによって、再び釘がすぐに抜け落ちるのを防ぎます。

 

もしも下地の貫板に腐食が見られた際は、腐食した貫板を撤去して新しい貫板を設置する工事も必要になります。

 

新しい貫板を設置する際には、木材ではなく樹脂の貫板を使用すると、腐食してしまう心配がないのでおすすめです。

 

弊社で行った棟板金の工事について紹介した記事は、こちらかがご確認いただけます。

 

屋根の棟板金の修理・交換費用は?

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屋根の棟板金の交換費用についても見ていきましょう。

 

釘を打ち直してシーリング材で固定するだけなら、1.5万円〜4万円程度が相場となっています。

 

また、貫板の交換も行った場合は、1㎡あたり、7,000円〜10,000円が相場です。

 

さらに、棟板金の交換を行った場合は、、1㎡あたり、7,000円〜12,000円程度が相場となっています。

 

弊社では、完全自社施工によって、大手のハウスメーカーよりも安い価格での施工が可能です。

 

屋根の棟板金は釘が浮いてくるので10年に一度のチェックが必要!

屋根の棟板金は10年に一度のチェックが必要?釘が抜ける?(6)

屋根の棟板金について紹介してきました。

 

スレート屋根や金属屋根の頂点は、棟板金で固定されており、建物に雨水が入るのを防いでいます。

 

ただ、金属膨張が原因で、棟板金の釘は7〜10年で抜け落ちてしまうことが多いです。

 

棟板金を使用している屋根は、7年程度で状況を確認するのがおすすめです。

 

弊社では、屋根や外壁の無料診断を行っていますので、ぜひご利用ください!

 

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