外壁塗装、付帯部塗装はDIYできる?

投稿日:2022年1月24日  更新日:2023年2月24日

外壁の塗膜が剥がれてきた、汚れが目立ってきた等、劣化症状が見られてきてDIYをご検討される方は少なくないでしょう。

実際、『外壁塗装 DIY』で検索すると沢山の情報が出てきます。

DIYをされる理由で圧倒的に多いのは、費用を抑えられるからでしょう。

では、本当にDIYで費用を抑えられるのでしょうか。

 

この記事では、外壁塗装に必要な工程、DIYのメリットとデメリットをご紹介します。

 

外壁塗装、付帯部塗装はDIYできる? (3)

 

【外壁塗装の流れ】

外壁塗装は塗料とローラーがあればすぐ始められるものではありません。

古くなった外壁にいきなり塗料を塗るとどうなるかというと、外壁と新しい塗膜の間に汚れがある状態なので、すぐに塗膜が剥がれるでしょう。

また、ひび割れがあれば塗膜の下でひび割れがどんどん広がっていきます。

錆びも同様で、何もしなければ塗膜の下で錆びが広がります。

「こんな症状には要注意」は、こちらのページです。

 

では実際に、外壁塗装ではどのような工程が必要かを以下に記載します。

 

①足場設置

高所での作業は落下の危険がある為、足場を設置します。

安定した足場がある事で、手元に集中する事ができる為、質を向上する事ができます。

また、足場の周りには飛散防止ネットを張り、近隣へ塗料などが飛散するのを防ぐ事ができます。

 

②高圧洗浄

強力な水圧で外壁に長年付着した汚れ、カビや苔、チョーキング現象の粉などを除去し、下地と新しい塗膜の密着性を高めます。

※チョーキング現象・・・塗膜で保護されている場所を触った時、指にチョークの粉のようなものが付着する現象。塗膜の劣化を表す代表的なサインの1つ。

 

③養生

窓ガラスや土間など、塗装しない場所にビニールシートやマスキングテープを使って保護する作業です。

きちんと養生されていないと、塗装した時にはみ出てしまい、質の悪い仕上がりになってしまう為、しっかりと行わなければなりません。

 

④劣化補修

外壁のひび割れを補修したり、外壁の継ぎ目に施してあるシーリングを打ち直すなど、悪くなっている部分を直します。

どのような場所で、どのような症状かどうかによって補修方法が異なります。

 

外壁塗装、付帯部塗装はDIYできる? (2)

 

⑤ケレン作業(素地調整)

鉄部の錆びを除去したり、塗料の食いつきが良くなるよう、目荒らし(目粗し)という作業をします。

目荒らし(目粗し)はツルツルしている部材は塗料が付着しにくい為、ナイロンタワシなどを使って、わざと塗装面に凸凹の傷を付ける作業です。

 

⑥下塗り

仕上げ塗料とは異なる、下塗り材というものを外壁に塗布します。

下塗りの役割は、外壁と仕上げ塗料の接着力を高めたり、傷んだ外壁に仕上げ塗料が吸い込まれて色ムラを防ぐ役割、下地の色を隠してイメージ通りの仕上がりに近づけるなどがあります。

 

⑦中塗り

仕上げ塗料の塗装1回目です。

2回以上に分けて塗装をしなければ、どんなに熟練の職人でも均一な厚みにするのは困難であり、塗膜の厚い所と薄い所ができ、見映えが悪いばかりか耐久性の高い所と脆い所ができてしまいます。

また、塗料には塗料メーカーが定めた基準塗布量や乾燥時間などがあり、仕様通りに塗装をしなければ塗料の持つ機能(防水性や低汚染性など)を発揮できません。

 

⑧上塗り

仕上げ塗装2回目です。

中塗りと上塗りは基本的に同じ塗料を使用します。

実際に目に触れる塗装なので、細心の注意を払って塗装しなければなりません。

塗りムラや塗り忘れの無いよう、よく確認しながら塗装していきます。

 

⑨養生ばらし

③で行っていた養生を剥がしていきます。

塗料が半乾きの状態で剥がすと綺麗に仕上がります。

 

⑩サッシの掃除

どんなに手が痛くなるほどしっかり養生をしていても、塗料というのは滲んできてしまうものです。

サッシに滲んできはみ出てしまった塗料をシンナーで拭き取ります。

 

以上、大まかな作業の流れです。

1つ1つが重要な工程で、どれも決して飛ばす事はできません。

DIYでこれだけの作業をするとなると、大変な勉強をしなくてはなりません。

手順の勉強だけでなく、材料の選び方、外壁材や劣化状態による適した施工方法の選択なども理解しておかなければ失敗してしまいます。

 

 

【DIYのメリットとデメリット】

外壁塗装、付帯部塗装はDIYできる? (1)

 

具体的に外壁塗装のDIYにはどのようなメリットとデメリットがあるかを解説します。

 

まずはメリットからです。

・費用を安く抑える事ができる

外壁塗装を業者に頼めば30坪のお宅で約60~100万円ほどかかります。

DIYで材料や工具などを揃えると、物にもよりますが約50万円ほどでできるでしょう。

 

・好きなタイミングで塗装できる

業者に依頼すると工事の日程を調整しなければなりません。

人気の塗装店では予約待ちになる事もあるでしょう。

DIYであればそのような心配はありません。

 

続いてデメリットです。

・危険を伴う

高所での作業になる為、落下すると大けがを負うどころか命に関わる可能性もあります。

また、塗料は完全に無臭のものは無いので、塗料の匂いで体調を崩される事もあります。

 

・下地処理が適切に行えない場合がある

ひび割れが深い場合や破損が酷い場合、建物の構造に影響を及ぼす可能性があります。

そのような場合はプロの目で見て適切な施工方法を判断し、入念な処理が必要です。

また、上記の外壁塗装の工程⑤でご紹介した目荒しは適切に行わなければいたずらに下地を傷める事になってしまいます。

 

・失敗する事がある

外壁塗装をDIYすると、塗料を買い直したり、どんどん塗って厚みが均一にならずムラになったり、かえって見た目が悪くなったり費用がかかる可能性があります。

DIYで失敗し、その後に業者に依頼すると余計に直さなければならない場合があります。

自分で揃えた材料や工具の費用が無駄になってしまったり、何もせず業者に依頼した方が安くなる場合があります。

 

いかがでしたでしょうか。

外壁塗装は意外と難しいと言われるのは、それだけ沢山の工程があり、どれも専門的な知識が必要であるからです。

 

なお、当社は無料で調査・お見積りを行っています。

まずはどの場所がどんな工事が必要か、いくらかかるかを見てからDIYにされるかご判断いただくのも良いかと思います。

もちろん、無料調査、見積りを取ったからといって当社に依頼しなくても大丈夫です。

大切なお住まいの為、慎重にご検討いただければと思います。

「屋根・外壁0円診断」については、こちらのページです。

 

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