屋根に雪止めは必要?理由や種類についても解説

投稿日:2025年6月21日  更新日:2025年7月2日

屋根に設置してある雪止めは、安全性の確保や近隣トラブルを防ぐという重要な役割を担っています。
一見すると必要性が分からないかもしれませんが、実は安全性はもちろん、近隣の方々との良好な関係を保つ上で重要な役割を果たしているのです。

設置するのに費用がかかってしまうため初期費用は必要ですが、落雪による人的被害や物的被害の危険を考えると必要な初期投資になります。
新築時はもちろん、リフォーム時など既存住宅への後付けも可能なので、積雪のある地域にお住まいの方は専門業者への相談をおすすめします。

 

 

雪止めとは

屋根に雪止めは必要?理由や種類についても解説

雪止めとは、屋根に積もった雪が一気に滑り落ちるのを防ぐために設置されている金具や装置のことです。
主に屋根材の重なり部分や軒先付近に取り付けられており、雪を少量にわけて落とすことで、落雪による被害を減らすことができます。
また一口に雪止めといっても、金具タイプやアングルタイプ、ネットタイプなどさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。

雪止めを設置したあとは定期的なメンテナンスが重要で、とくに台風などの強風のあとは点検が大切になります。
年に一度は業者による点検を受けて、金具の緩みや破損などがないかチェックしましょう。
適切なメンテナンスをおこなうことで、雪止めの効果を維持することができます。

 

 

雪止めの必要性

屋根に雪止めは必要?理由や種類についても解説

安全の確保

一見軽そうにみえる雪ですが、屋根にたくさん積もった雪は非常に重くなっているため、落雪すると想像以上に危険です。
この雪の塊が高い位置から一気に落下してしまうと、下にいる人に大きな怪我を負わせる可能性があります。
とくに朝の通勤や通学の時間帯や、夕方子どもたちが外で遊んでいる時間帯に落雪が発生すると、多くの人を巻き込む危険があります。
雪止めを適切に設置することで、このような人的被害のリスクを減らすことができて、安全を確保することができるのです。

 

物的被害の防止

落雪は人だけでなく、近くにある物や設備にも深刻な被害をもたらしてしまいます。
屋根から落雪が起こると雨樋が変形したり破損したりするケースがあり、雨樋の修理や交換が必要になります。
その他にもエアコンの室外機や給湯器などの設備も、落雪によって故障したり破損したりする危険があります。
また、屋根の下に車を駐車していると、車のボンネットが凹んだりフロントガラスが割れたりする事故が発生することもあるので注意が必要です。

 

近隣トラブルの回避

現代の住宅は隣家との距離が近いことが多く、自分の家の屋根から隣の敷地内に落雪が起こることは珍しくありません。
隣家の庭や駐車場などに落雪してしまうと、近隣トラブルに発展することがあるので注意が必要です。
また民法では、自分の土地から隣地に雪を落としてはならないという規定があるため、落雪による被害が発生した場合は損害賠償責任を負う可能性もあります。
きちんと雪止めを設置しておくことで、このようなトラブルを回避することができます。

 

 

地域によっては雪止めは必要ない?

屋根に雪止めは必要?理由や種類についても解説

豪雪地帯では設置しないことが多い

雪止めは豪雪地帯ほど必要と思われがちですが、豪雪地帯では屋根の雪下ろしが定期的におこなわれるため、雪止めがあると作業の邪魔になるので設置しないことが多いのです。
しかし、除雪作業をおこなわない地域では雪止めの設置が必要になります。

 

積雪の少ない地域では設置が必要

反対に、年に数回しか雪が降らない地域では雪止めの設置が重要になってきます。
雪の少ない地域ほど雪止めの設置率が低いため、落雪事故のリスクが高いのです。
また、急激な大雪に見舞われることも増えているため、雪止めの設置が重要です。

 

 

雪止めの種類と特徴

屋根に雪止めは必要?理由や種類についても解説

雪止めにはいくつか種類があり、その設置費用も選択する雪止めの種類によって大きく異なります。
一般的な戸建住宅の場合は金具タイプで10万~30万円程度、アングルタイプで30万~80万円程度が相場です。
高いと感じるかもしれませんが、落雪による被害の修理費用や損害賠償金額を考えると、予防投資としての価値は十分にあるでしょう。

 

金具タイプ

金具タイプは最も一般的な雪止めです。
L型や扇型の小さな金具を屋根材の重なり部分に取り付けます。
コストが安く、後付けも比較的簡単におこなうことが可能です。
しかし、雪の重さには限界があるため、重さに耐えきれなくなることがあります。

 

アングルタイプ

アングルタイプの雪止めは、屋根の軒先に沿って設置します。
長い金属製の部材で金具タイプよりも強度が高く、多量の雪にも対応することができます。
ただし、設置費用が金具タイプよりも高くなるというデメリットがあります。

 

ネットタイプ

ネットタイプは、屋根全体に網状の材料を張って雪を全体的に受け止めます。
広い範囲で雪を止められるため、周囲への被害を軽減できる点がメリットです。
一方、適切な施工をしないと雪の重みで外れたり、強度が低下したりするデメリットがあります。

 

 

雪止めのデメリットと対策

屋根に雪止めは必要?理由や種類についても解説

雪止めにはさまざまなメリットがあるため必要とされていますが、雪止めを設置することによっていくつかのデメリットも発生します。
雪止めによって雪が屋根に長期間留まることになるため、屋根への負荷がかかってしまいます。
また金属製の雪止めにはサビや腐食が発生することがあるため、定期的なメンテナンスが必要です。
さらに、屋根の形状によっては、雪止めを設置することで屋根材の損傷リスクが高まる可能性があります。
ただしこれらのデメリットは、定期的なメンテナンスや専門業者による適切な施工によって対策することが可能です。

 

 

まとめ

屋根の雪止めは、単に雪を止めるためだけの設備ではありません。
安全を確保して、近隣の方々との良好な関係を維持するための重要な設備なのです。
初期費用はかかりますが、落雪によるリスクを考えると経済的にも必要な選択といえるでしょう。
新築時やリフォーム時には、雪止めの設置を検討することをおすすめします。
また既存住宅への後付けも可能なので、安全で快適な住環境を維持するために専門業者に相談の上、雪止め設置をおこないましょう。

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