サビ止め塗装とは?メリットやデメリット・塗装するタイミングを紹介

投稿日:2024年8月17日  更新日:2024年8月30日

門扉やシャッター・手すりなど、鉄でできている部分にはサビが発生してしまいます。

「どのタイミングでサビ止めの塗装をしたらいいの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?

金属の表面は、経年劣化の影響により酸化し錆びてきてしまいます。これが、金属の腐食です。

腐食を放置したままでいると被害がどんどん拡大し、建物そのものの強度も低下してしまいます。

そのようなことを防ぐために、金属部分に必要なのがサビ止め塗装です。

本記事では、サビ止め塗装をおこなうメリットやデメリット、サビ止め塗装をおこなうタイミングを紹介します。

 

 

サビ止め塗装とは

サビ止め塗装とは?メリットやデメリット・塗装するタイミングを紹介

サビ止め塗装とは、金属の腐食を防ぐために効果の高い塗料を塗ることです。

月日が経過することにより、金属が空気に触れてサビが起こります。

金属の表面を覆っている塗膜が剥がれて剥き出しの状態になり、空気中の水と酸素に金属が触れると化学反応を起こし酸化するのです。

サビ止め塗料には防錆材が含まれています。

金属の表面に塗膜を作ることで、サビの原因になる水や酸素を遮断することが可能です。

しかし、サビ止め塗装をせずに放置しておくと、サビが徐々に広がってしまい雨漏りの発生を引き起こす可能性があります。

雨漏りによって、雨水が内部に侵入し室内の建材を腐食する可能性もあります。

また、一度発生したサビは、金属そのものも形や強度さえ変えてしまいます。

金属の形が変わるとサビ止め塗装だけでは修復できないこともあり、新しい物に交換することが必要です。

 

 

サビ止め塗装をおこなうメリット・デメリット

サビ止め塗装とは?メリットやデメリット・塗装するタイミングを紹介

サビ止め塗装をおこなう最大のメリットは、金属の腐食を防ぐことができる点です。

塗装をする際は、金属が錆びる前に塗ることが重要です。

すでに錆びている金属にサビ止めの塗料を塗っても、すでに空気や水に触れている状態なのでサビ止め効果がありません。

錆びる前に塗装することで金属の表面に塗膜が作られ、サビの原因になる水や空気に直接触れるのを防ぐことができます。

そのため、サビ止め塗装は金属が錆びる前におこないましょう。

サビ止め塗装のデメリットは手間と時間がかかることです。

塗装後は1時間以上乾燥させなければなりません。

また、不慣れな職人が塗装をおこなった場合には、塗りムラが発生することもあり、効果が十分に発揮されないこともあります。

 

 

サビ止め塗料の色

サビ止め塗装とは?メリットやデメリット・塗装するタイミングを紹介

以前は赤茶色のサビ止め塗料が大半を占めていました。

原材料に使用されていた亜鉛酸化鉛や鉛丹などが赤色をしていたからです。

しかし最近では、公害問題などへの配慮から鉛を含まない成分の塗料が多くなってきました。

それに合わせて、サビ止め塗料の色もホワイトやアイボリー・ブルー・グリーンなどが増えてきました。

サビ止め塗料の色は、中塗りや上塗りの色と合わせるのが基本です。

異なる色を使用すると、複数の色を使用していることから余計な出費や耐久性が落ちるといったデメリットがあります。

しかし、業者に依頼した時に塗装回数のごまかしを防ぐために、あえて色を変えるようにすすめられる場合があります。

 

 

サビ止め塗料の種類

サビ止め塗装とは?メリットやデメリット・塗装するタイミングを紹介

サビ止め塗料は主に油性系とエポキシ系です。

合成樹脂系も油性系に分類されます。

それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

 

油性系

油性系は塗料を厚く塗る分密着性があり、防錆性能に優れています。

しかし、乾燥に時間がかかり、作業性の問題から今日ではほとんど使われていません。

 

合成樹脂系

合成樹脂系は、油性系と比較するとバランスの良い塗料です。

油性系よりも防錆性が劣るデメリットがありますが、紫外線にも強く、防食性や耐久性に優れているメリットがあります。

また、速乾性も高いという利点があります。

 

エポキシ樹脂系

エポキシ樹脂系は、エポキシ樹脂にサビ止め塗料の顔料を入れたものです。

水や薬品にも強く、塗り替えに適した水性の塗料のため、ニオイが少ないといったメリットがあります。

環境にも優しいなどの利点から、最近の住宅で最も使用されているサビ止め塗料です。

付着性や耐久性・防食性に優れており、脆弱な素地を補強する効果がある塗料で、塗り替えや新築にも使用されています。

速乾性に優れているメリットもありますが、塗料との相性が悪いと耐久性が落ちるデメリットがあるので注意しましょう。

 

 

サビ止め塗装をおこなうタイミング

サビ止め塗装とは?メリットやデメリット・塗装するタイミングを紹介

一般的にサビ止め塗装の効果は、5〜6年程度とされています。
サビ止め塗装の効果がなくなってくると、下記のような症状が現れます。

・チョーキング
・班点状のサビ
・ひび割れ・塗装剥がれ
・変色 

 

チョーキング

壁を手で触れた時に、指に白い粉が付着した経験がある方もいるのではないでしょうか。

これがチョーキング現象です。

年数が経過するにつれて鉄でできた部材が紫外線や雨・風にさらされると、塗料に含まれている樹脂が分解し、表面に顔料が出てきて発生します。

この現象の多くは、経年劣化が原因で起こります。

 

斑点状のサビ

砂やホコリなどが鉄部に長い期間付着したままでいると、雨や湿気の影響を受けてポツポツした斑点状のサビが発生するケースがあります。

そのまま放置することで、サビがどんどん広がってくるだけではなく見た目も悪くなってきます。

斑点状のサビが拡大する前にメンテナンスを検討しましょう。

 

ひび割れ・塗装剥がれ

ひび割れや塗装の剥がれは、劣化した塗膜が素地の膨張や収縮に耐えられなくなった場合に起きます。

金属表面が空気に触れている状態なので、そのまま放置したままでいるとサビの進行が早まりやすいです。

早急なメンテナンスを検討しましょう。

 

変色

塗装から3年ほど経過すると、紫外線や排気ガスの影響により塗膜が劣化してきます。

白っぽくくすんだ状態になり、防水性が充分に発揮されていない可能性があります。

サビの発生にも繋がるためメンテナンスを検討しましょう。

 

 

まとめ

サビ止め塗装は、鉄部の劣化を防ぐ効果のある塗料を塗ることです。

金属の腐食を防ぐためにも、適切な下処理とサビ止め塗装が欠かせません。

サビ止め塗装は永久に持続するものではないので、定期的なメンテナンスをおすすめします。

*K*

 

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