屋根カバー工法とは?葺き替えとの違いやメリット・デメリットを紹介!
投稿日:2024年6月22日 更新日:2024年7月3日
皆さん、屋根カバー工法とはどんな工事かご存知ですか?
一般的な屋根修理として聞き馴染みがあるのは葺き替えですが、屋根カバー工法もさまざまメリットがあるので、近年の取り扱いが増えています。
しかし、屋根カバー工法のデメリットを把握せずに工事をしてしまい、大きなトラブルになる人が多いです。
せっかく高い費用を出して屋根を直したのに、嫌な思いはしたくないですよね。
そこで本記事では、屋根カバー工法を知らない人に向けて基礎知識を詳しく解説します。
屋根カバー工法とは
屋根カバー工法とは、既設の屋根の上から新しい屋根を被せる工事方法です。
既存の屋根を撤去して新しい屋根にする葺き替えとは違い、屋根カバー工法は撤去費用や廃材処分費が掛かりません。
また、金属系の屋根やアスファルトシングルなど、耐久性の高い材料が使用されるので、コストパフォーマンスがよい工事として人気があります。
しかし、屋根に重量が出て耐震性が落ちたり、使用できる部材が限られるなどがあるの注意点があるので、よく検討する必要があります。
当社の屋根葺き替え工事については「屋根葺き替え」をご覧ください。
屋根カバー工法のメリット
屋根カバー工法のメリットは以下の4つです。
・工事費が安くなる
・工期が短く済む
・断熱性が上がる
・屋根の構造材を痛めない
工事費が安くなる
屋根カバー工法は既存の屋根を残したままにするので、廃材の処分費や部材の撤去費が掛かりません。
そのため、葺き替えと比べて工事費が安くなりやすいメリットがあります。
工期が短く済む
屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去しない等の工程が少ないので工期が短く済みます。
住宅の工事は騒音が出たり、人の出入りがはげしくなって近所迷惑になるので、工期が短いことはとてもメリットに感じるでしょう。
断熱性が上がる
屋根カバー工法をすると、屋根が二重構造になるので断熱性が上がります。
断熱性が上がると屋外の温度が伝わりにくくなるので、冷房や暖房が効きやすい快適な室内になるでしょう。
屋根の構造材を痛めない
屋根カバー工法は既存の屋根を撤去しないので、屋根の構造材である野地板や垂木(たるき)を痛めずに済みます。
屋根を撤去する葺き替えでは、どんなに高い技術を持っている業者だとしても屋根に負荷をかけないのは難しいです。
屋根カバー工法をおこなうと、技術力に関係なく屋根の構造材を傷めずに工事ができるでしょう。
屋根カバー工法のデメリット
屋根カバー工法のデメリットは以下の2つです。
・屋根の重量が増える
・使用できる部材が限られる
屋根の重量が増える
屋根カバー工法をすると、屋根が二重になるので重量が増えます。
屋根の重量が増えると家の重心が上になってしまうため、住宅の耐震性が落ちて、地震が起こったときに耐えられなくなる可能性があります。
事前に耐震診断をおこなったり、軽い部材を使用したりするなどおこなって対策しましょう。
使用できる部材が限られる
屋根カバー工法をおこなうと屋根に重量がでるので、軽い素材にしなくてはいけなくなり使える部材が限られます。
そのため、自分が気に入ったデザインの屋根にならない可能性が高くなるでしょう。
どうしても屋根カバー工法で使えない部材を使用したい場合は、葺き替えを検討してください。
屋根カバー工法が使えない屋根は?
以下の3つのパターンの場合、屋根カバー工法が使えません。
・瓦屋根の場合
・部材や下地が劣化している場合
・一度屋根カバー工法を施している場合
瓦屋根の場合
屋根カバー工法は、下地となる部材が水平である必要があります。
そのため、波の形状である瓦屋根は屋根カバー工法ができません。
また、瓦屋根は部材自体に重量があるので、屋根を重ねてしまうと建物に大きな負担を与えてしまう点も理由としてあります。
瓦屋根を使用している場合は、屋根カバー工法ではなく葺き替えを実施しましょう。
部材や下地が劣化している場合
部材や下地の劣化している場合は、釘やビスが効かないので屋根カバー工法ができません。
そのため、工事をする前にはまずは腐食や傷んで劣化しているところを補修する必要があります。
特に、40年以上経過している屋根は劣化が激しい可能性が高いので、工事をする前に屋根の状態をよく確認しましょう。
一度屋根カバー工法を施している場合
一度屋根カバー工法を施している場合は工事できません。
なぜなら、屋根カバー工法で二重に部材を重ねている上から新しい屋根を被せ続けてしまうと、さらに重さが加わって、屋根の倒壊する可能性を高めてしまうからです。
また、古い屋根が重なり続けると屋根の変化に気づきずらくなり、大きなトラブルになる危険性が高くなります。
屋根カバー工法のおすすめ部材
屋根カバー工法でおすすめの部材は以下の4つです。
・ガルバリウム鋼板
・ジンカリウム鋼板
・エスジーエル鋼板
・アスファルトシングル
ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とはアルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキされている鋼板です。
サビにも強く耐久性に優れていて、断熱や防音性も高いので、屋根カバー工法で一般的に活用されています。
また、かなり軽量な金属なので耐震性を重視したい人にもおすすめです。
ジンカリウム鋼板
ジンカリウム鋼板はアルミニウム55%、亜鉛43.5%、シリコン1.5%でメッキされている鋼板です。
表面に自然石粒が吹き付けられているのでデザイン性が高く、防音性や防錆性に優れています。
ただし、年数が経過していくうちに表面が剥がれやかったり、断熱性が劣ったりするデメリットもあります。
エスジーエル鋼板
エスジーエル鋼板とはアルミニウム55%、亜鉛41.4%、マグネシウム2%、シリコン1.6%でメッキされている鋼板です。
2%のマグネシウムが配合されているので、ガルバリウム鋼板と比べて約3倍の耐食性があります。
そのため、近年では次世代ガルバ二ウムとも呼ばれています。
価格は少々高くなりますが、機能面を考えるととてもコストパフォーマンスの高い部材です。
アスファルトシングル
アスファルトシングルとは、ガラス繊維にアスファルトを浸透させた部材です。
素材が柔らかく薄いシート状なので、軽量性が高く建物の負担をかなり軽減させられます。
また、デザイン性が高い商品が多く、ひび割れやサビに強いなどの特徴もあるので人気の高い部材です。
まとめ
屋根の修理をする際には、屋根カバー工法と葺き替えの両方の特徴を把握して、適切な方を選んだほうがよいでしょう。
屋根カバー工法は既存の部材を活かすのに対して、葺き替えは既存の部材を撤去するので下地も補修できます。
もし、屋根カバー工法か葺き替えかの判断ができない人は、業者に相談すると最適な工事を提案してくれるでしょう。
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