屋根葺き替え工事の工程を徹底解説!知っておくべき注意点

投稿日:2026年6月13日  更新日:2026年6月22日

屋根の葺き替え工事を検討しているものの、「実際にどんな作業がおこなわれるのか」「工事中は何に気をつければよいのか」など不安を感じている方は多いのではないでしょうか。
葺き替え工事は屋根リフォームの中でも大がかりな工事で、足場の設置から新しい屋根材の施工まで複数の工程が必要です。
本記事では、屋根葺き替え工事の全工程を順番に紹介しながら、各作業のポイントや注意点をわかりやすく解説します。

 

 

そもそも屋根葺き替え工事とは?

屋根葺き替え工事の工程を徹底解説!知っておくべき注意点

屋根葺き替え工事とは、既存の屋根材やルーフィングなどをすべて撤去し、下地の状態を確認・補修したうえで、新しい屋根材を施工するリフォーム工事のことです。
屋根リフォームにはカバー工法もありますが、カバー工法は既存の屋根材を撤去せずに残したまま、上から新しい屋根材を重ねる工事になります。
葺き替えとカバー工法で大きく異なるのは、既存の屋根材を撤去するかしないかです。
全て撤去して張り直す葺き替え工事は、下地の劣化状況も含めて隅々まで確認して修繕できるという大きなメリットがあります。
築20〜30年以上が経過した住宅や雨漏りを繰り返している住宅では、カバー工法では根本的な解決が難しいケースが多いため、葺き替え工事が選ばれます。

 

当社の屋根葺き替え工事については「屋根葺き替え」をご覧ください。

 

 

屋根葺き替え工事の全工程

屋根葺き替え工事の工程を徹底解説!知っておくべき注意点

葺き替え工事は、主に以下の流れで進みます。

①近隣への挨拶
②足場の設置
③既存屋根材の撤去
④野地板の補修・増し張り  
⑤ルーフィング(防水シート)の敷設
⑥新しい屋根材の施工
⑦板金の取り付け
⑧最終確認・足場撤去

 

①近隣への挨拶

着工前に施工業者が近隣住民へ事前説明をおこないます。
屋根の解体作業では騒音や粉塵が発生しやすく、特に古い屋根材を撤去する際には砂埃が広がることもあるため、事前のあいさつは円滑な工事を進めるためにとても重要です。
また、築年数の古い建物では屋根材にアスベストが含まれている可能性があり、その場合は着工前に専門調査をおこない、自治体へ報告することが法律で求められています。

 

②足場の設置

建物の周囲に仮設足場を組み立て、作業員が安全かつ安定した姿勢で作業できる環境を整えます。
足場の安定性は施工の品質にも関わる重要な工程です。
さらに足場の外側には防塵用のメッシュシートを張り、解体時に発生するほこりや破片が周囲に飛散しないようにします。
また、アスベストを含む屋根材を扱う場合は、より厳重な防護対策が必要となります。
足場やメッシュシートの設置作業には、半日~1日程度の時間がかかります。

 

③既存屋根材の撤去

足場が完成したら、古い屋根材・防水シート・棟板金などの部材を取り外していきます。
瓦屋根の場合は棟瓦から順に撤去していき、土を使って瓦を固定する「土葺き」の屋根では瓦と一緒に土も取り除く必要があるため、作業量や廃材の量が増加します。
スレート屋根の場合は釘で固定された板材を一枚ずつ取り外しますが、割れやすく粉塵が発生しやすいため注意が必要です。
撤去された廃材は産業廃棄物として適切に処理します。

 

④野地板の補修・増し張り

屋根材と防水シートを撤去すると、下地となる野地板が見えてきます。
野地板は屋根全体を支える部分で、その状態を直接確認できることが葺き替え工事の大きなメリットです。
雨水による腐食や変色、ひび割れ、反りなどの劣化が見られる場合は部分補修をおこない、劣化が激しい場合は全面交換や増し張りをおこないます。
この工程の仕上がりが、その後の屋根の耐久性に大きく影響します。

 

⑤防水シート(ルーフィング)の敷設

野地板の補修が終わったら、防水シートとなるルーフィングを敷いていきます。
軒先から棟へ向かって順番に張り、各シートの重なり部分はしっかりと重ね代を確保することで、隙間からの雨水の侵入を防ぎます。
ルーフィングには標準的なアスファルトルーフィングや、より耐久性の高い改質アスファルトルーフィングなどがあり、建物の条件に合わせて選びます。

 

⑥新しい屋根材の施工

防水シート敷設後は、その上から新しい屋根材を軒先から棟に向かって取り付けます。
代表的な屋根材には、軽量で扱いやすく定期的な塗装メンテナンスが必要なスレート屋根、耐震性に優れ錆びにくいガルバリウム鋼板などの金属屋根、重厚感があり耐久性が高いものの重量がある瓦などがあり、それぞれ特性が異なります。
屋根材を正確に取り付けることは、見た目だけでなく防水性や耐久性にもつながります。

 

⑦板金の取り付け

最後に板金の取り付けをおこないます。
棟板金は屋根の頂部を覆っている部材で、貫板が傷んでいる場合は新品に交換します。
軒先水切り板金は雨水を雨どいへ導く役割を持ち、谷板金は雨水が集中しやすい谷部分に設置されるため、特に耐久性の高い素材が選ばれます。

 

⑧最終確認・足場撤去

全ての工程が完了したら、足場を残したまま屋根全体を点検します。
屋根材の破損や取り付け不良、板金の浮きや錆びなどがないかを確認し、問題がなければ足場を撤去して清掃をおこないます。

 

 

屋根葺き替え工事の期間の目安

屋根葺き替え工事の工程を徹底解

屋根葺き替え工事の全工程にかかる期間は、屋根の大きさや形状によって異なりますが、一般的な住宅では10日前後が目安とされています。
ただし、雨天時は工事を中断しなければいけないなど、予定通り進まないこともあります。
梅雨の時期や台風シーズンは工期が延びやすいため、余裕を持ったスケジュールで計画することをおすすめします。

 

 

まとめ

屋根葺き替え工事とは、既存の屋根材を全て撤去し、下地の劣化を確認・補修してから新しい屋根材を施工するリフォーム方法です。
カバー工法と異なり下地まで隅々確認できるため、築20〜30年以上や雨漏りが続く住宅に適しています。
工程は近隣挨拶から足場設置、既存屋根材の撤去、野地板の補修、防水シート敷設、新屋根材の施工、板金取り付け、最終確認・足場撤去という流れで進み、工期は一般的に10日前後が目安です。
屋根葺き替え工事は手間と時間がかかる工事ですが、各工程の内容や注意点を理解しておくことで、安心して工事を進めることができるでしょう。

*K*

 

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